毎年、静岡県三島市にて「三島せせらぎ音楽祭」というのが行われておりまして。
今年は2月6日から2月9日まで開催され、最終日の9日には市民文化会館にて、この音楽祭のトリを飾る「せせらぎコンサート」が開催されました。
毎年聴きに行ってまして、もちろん今年も突撃してきました。
日本のクラシック界の精鋭たちが集結し、毎年すばらしい音色を届けてくれるこのコンサート。
アンサンブルの代表者は、東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターとしても有名な、矢部達哉さん。
そしてアンサンブルメンバーの中には、同じく東京都交響楽団のトランペット首席奏者の、高橋敦さんも。
ドラクエ10で流れているBGMのほとんどは、東京都交響楽団による演奏が使用されておりますが、高橋敦さんはバージョン6のエンドロールにて、「天空の世界」の編曲としてもクレジットされておりますね。
その他のメンバーも、各楽団や、音楽界のラスボスたちが集結しており、圧巻の一言。
そんなこのコンサートですが、基本的にはモーツァルトやショパン、ドヴォルザークなど、まさにクラシックという楽曲が演奏されるわけですが。
今年はついに、すぎやまこういち先生作曲の「王宮のトランペット」と、「神秘なる塔」が演奏されました。
「王宮のトランペット」は、ドラクエ5の城の曲で、ドラクエ10では神都フォーリオンで流れる曲としてもお馴染み。
高橋さんによる、煌びやかさ、そして透明感のあるピッコロトランペットによる名演奏に、とても耳が幸せになりました。
そして、過去のインタビューなどにて、矢部さんが「大好きな曲」と公言していた「神秘なる塔」ですが、これが凄かった!
ドラクエ10では、リンジャの塔などで流れる曲です。
今回は小編成バージョンによるものでしたが、今年の10月、東京都交響楽団の定期演奏会にて、すぎやまこういち先生が矢部さんのために書き下ろした完全版「神秘なる静寂」として、演奏されるそうです。
ぐおお、聴きた過ぎる……!
この三島せせらぎ音楽祭、来年は4月に予定しているそうです。
来年もドラクエの曲が演奏されるかは不明ですが、とにかく素晴らしいコンサートですので、音楽好きな方は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
……などと、たまには音楽好きとしての日誌を書いてみたり。