春の木漏れ日の中で
君の優しさに
埋もれていたぼくは
弱虫だったんだよね
(詩:森田童子)
このクラスの担任になって
もう少しで3年。
生徒達の成長は教師の喜びだと
最近つくづくそう思う。
エルコ 「先生おはようございまーす!」
エルフ 「おはようエルコ!今日も元気だな!!」
この生徒はエルコ。
入学したての頃は、本当に大丈夫か?
と、思う程の人見知りで、誰とも仲良くなれず
休み時間はいつも、ずっと一人で本を読んでいた。
エルコ 「先生、私ね、早く学校卒業したいんだ~」
エルフ 「そうか。でも先生さびしいぞ。」
エルコ 「ふふ。卒業したら、先生の彼女になってあげるね♡」
エルフ 「ははは!それは楽しみだなあ~(笑)」
そんな冗談も言えるようになっていた・・・
エルフ 「ほら、もっと腰を落として!!!!」ペシペシ!
エルコ 「はっ、はい先生っ!!!!」シュッ!・・・シュッ!
この日は、盗賊の授業で
一人だけ何も盗めなかったエルコに
居残りで補習授業をしていた。
エルコ 「先生よかったね!」
エルフ 「何がだ?」
エルコ 「ブルマ実装されて♡」
エルフ 「ば、バカなことを言ってんじゃないよ!!!!汗」
エルコ 「とかなんとか言いながら~・・・」
エルコ 「私のブルマを~・・・」
エルコ 「見てんじゃないの~?」
エルコ 「あれっ?見てない・・・」
エルコ 「おっかしいなあ・・・」シュッ!
エルコ 「絶対見てると思ったんだけどなあ~」シュッ!シュッ!
エルフ 「成長したなエルコ・・・先生、嬉しいぞ♡」