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グレイトな破砕する者

ハシォ

[ハシォ]

キャラID
: YI847-154
種 族
: エルフ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 108

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ハシォの冒険日誌

2017-07-01 07:59:11.0 テーマ:その他

海へ【復刻版】

ガサガサ・・・











ガサガサ・・・











エル子 「・・・」 エルフ 「がおーーーー!!!!食べちゃうぞーーーー!!!!」











バタン!











エルフ 「えっ?」 エル子 「・・・」











エルフ 「なんだ?なんだ?オレまだ何もしてねえぞ??」

エル子 「・・・」

エルフ 「おい!どうした?大丈夫・・・じゃねえよな?(汗)」

エル子 「・・・」











エルフ 「ちょっと待ってろよ・・・」 エル子 「うぅ・・・」











エルフ 「気が付いたか?」

エル子 「す、すいません・・・気を失ってしまったみたいです。」

エルフ 「すぐそこに病院があるみたいだからさ・・・」

エル子 「いや!嫌です!!病院には連れ戻さないでください!!」

エルフ 「えっ?」











エル子 「病院に戻っても、もう私の病気は治らないんです(涙)」

エル子 「死ぬ前に海が見たいんです!この目で海を見てみたいんです!」

エル子 「私を・・・海に、連れて行っていただけませんか?」











人生に疲れたオレは

自ら命を絶つことすら出来ず

犯罪者になって

死刑になれば死ねるなんて

簡単な気持ちで

この娘を襲おうとしていた。











そんなオレに

一寸の曇りもなく

真っ直ぐな気持ちで

自らの死を覚悟して

この娘は言っている。











「海が見たい」と・・・











エルフ 「よし!行くぞ!!海へ!!!」

エル子 「ありがとうございます(涙)」











オレは走り出した。

少しでも早く

海を見せてやりたかった。

少しでも早く

病院に返してやりたかった。











ハアハア・・・











エルフ 「もう少しだからな!」

エル子 「はい(泣)」











ハアハア・・・











体力の限界なんて

とっくに超えていた。

心臓が張り裂けそうな程

鼓動は爆音を響かせて

全身には激痛が走っていた。











それでもオレは

足を止める事が出来なかった。

君に海を見せてやりたい。

ただ、その一心で・・・











ハア・・・ハア・・・











エルフ 「つ、着いたぞ・・・海だ・・・見ろ!海だぞ!!!!」

エル子 「・・・」











ハア・・・ハア・・・











オレの背中に

力なくもたれた君は

まるで天使のような

寝顔だった・・・











エルフ 「おいおいおいおい!寝ちゃったのかよ~(苦笑)」











エル子 「・・・」











エルフ 「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」











エルフ 「ま、まさか死んじゃったんじゃねえよな?」

エル子 「・・・」

エルフ 「起きろ!起きろよおおおお!!!!(泣)」

エル子 「・・・」











結局オレは

君に

海を見せてやることが

出来なかった・・・











オレが、もっと早く走れたなら

もしかしたら、見せてやれたかも知れない

オレが、背中の君に優しく走れたなら

もしかしたら、見せてやれたかも知れない

オレが、まともな人間だったら

もっと別の選択肢を用意してやれたかも知れない











オレのせいだ!オレのせいで君は・・・











エルフ 「うああああああああああああああああああん(号泣)」











君が目を覚ます事はなかったけれど











確かに、二人の目の前には











君が、命を懸けて見たかった











海が











広がっていた・・・











エルフ 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 エル子 「て、ここ海の中っっっっ!!!!」(溺死)
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