これは、ドラゴンクエスト10の世界で
リアルとのギャップに苦しみながら
5年という歳月を乗り越えて来た
とある冒険者の奇跡の物語・・・
日誌を書き始めた頃のぼくは
まだ「ヘンタイ」ではなかった。
その頃の「変態」と言えば
裸だったり、女装だったり
頬をコケさせてみたり
ちょっと変わった格好をしているだけの
ぼくから言わせれば
ただの「出オチ」だった。
ぼくは「出オチ」は好きじゃなかったから
日誌の最後にオチを持って来て
そこで自分を「変態」と蔑むことで
笑いに変えて来たつもりだった・・・
だけど、表現が過激な方が反響が大きくて
ついつい内容は少しずつエスカレートして
時には運営から日誌を削除されたこともあった。
そんなぼくは、リアルでは
真面目な仕事っぷりが評価され
今では管理職となり
不真面目な部下達を指導する立場だ。
あまりのリアルとのギャップに苦しみ
ぼくは、日誌を書くのをやめた。
そんなある日、一通の手紙が届いた・・・
ハシォさんの日誌が好きです。
書かなくなって、寂しいです。
もしかしてまた運営に消されちゃいましたか?
もしまた書ける時があったら書いてください。
読みたいです。書かなくても応援しています。
何もない
ぼくの人生で
最初で最後の
ファンレター
リアルのぼくは、変態でもなく、面白くもない
ただの、地味で、口下手な、おっさんです。
日々、黙々と、同じ毎日を繰り返しています。
追伸
エルフ 「ただ単に書くネタが無かっただけやけどな!!!!」
エル子 「やめてまえ!」