シラベの冒険日誌

3月16日(土)

劇を作っていきながら
時々ふと思うことがあります。

それは 台本の作者の想像する登場人物像が
どれくらい演者さんに伝わっているのか
ということです。

作者さんや演者さんが思い描いている素敵な終幕に
どうやって行き着くか。
登場人物の設定はそのプロセスになる大事な要素。

今回は 劇トーク と題して
演者さんで登場人物になりきって
自分を紹介してもらうことにしました。

目的は自分の思う登場人物像を掘り下げること。
この人物はどんな人か。
性格は？言葉遣いは？悩みは？
そんな自分とは違う誰かを想像するきっかけになればいいなと思いました。

会話は登場人物縛りです。
ＲＰイベントに近い形式ですね。

そして、ひとりまたひとりと自分(登場人物)の紹介が進んでいきます。

喋り方に実は違和感を覚えている人。
自分の過去や内面を語る人。
本当はこうなりたい、って希望を語る人。

みんなの紹介を見終わって 私は自分が想像しているより 演者さんはその人物の先を見ていたり 自分自身を重ねているのかもしれない。って感じました。

作品では 演者さんの思う人物像は きっと作者の想像を超えた先にあるのかもしれないですね。

私のいらない危惧を思い知る。
そんな楽しい練習会でした。

2日前に突然放り込んだ企画なのに
登場人物が ヤバいクオリティでした。
素敵な劇トークを みんなホントにありがとう♪


※写真はとある主要人物を演じてくれる
  ルディちゃんです。