『あなた達の夢がさめる頃には、元通りのあなた達ではない。』
ユカ 「・・・・・あれ?夢か・・・誰かから話しかけられていたような・・・?」
私は毎日目覚めの悪い朝から1日が始まる。
重い身体を起こし、寝室のある二階から一階へ降りる。
母「あ、ユカ。おはよう!」
ユカ「おはよー」
朝食をとり、準備をしてから学校へ向かう。
憂鬱な感情以外何も湧かない。
学校につくと、静かに席に着く。
誰の目にも止まらない。
誰も私に話しかけない。
こんな毎日、過ごしていても意味がない。
私なんて居ても意味がない。
私なんて・・・
???「坂井さん、おはよう!」
ユカ「・・・え」
たまに話しかけてくるすけくんだ。
異性にもかかわらず話しかけてくる。
何なんだこの人・・・。
ユカ「お、おはよう・・・」
私が発言すると、クラスの隅でクスクスと笑い声が聞こえた。
・・・うるさい。
うるさい!!!!!
すけくん、もう話しかけないでよ・・・
「もう話しかけないで」
すけ「え」
「わかるでしょ」
すけ「・・ごめん」
ああ。もう嫌だ。
早く帰りたい・・・。
こんな私の毎日は、ある日見た夢で破壊されていく・・・
同時に、創造もされていくのだった。