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野生の森ガール

あや

[あや]

キャラID
: BD162-617
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 109

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あやの冒険日誌

2021-09-16 22:14:33.0 テーマ:その他

Dream of death #9(オリジナルストーリー)

【今日は二日目の期末テストも終えて、ホッと一息。
それと、加藤さんのグループの子たちとも友達になった。

皆優しくて、いい方向に行っているのではないかと思った。

思いたかった。】




最近もっと学力を強化するため、塾に行き始めたのだが、そこで新しい友達ができた。

その子は由香里ちゃんと言った。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
由香里「よろしく!私は由香里。今日からがんばろうね!」

講習が始まる一日目に、話しかけてきてくれたのだ。「あ・・・よ、よろしくお願いします!」

由香里「敬語やめよ~wタメ口でいいよ!」

「わかった!(加藤さんと同じこと言われた・・・)」
私達はこうして仲を深めていった。

一緒に街に出掛けたりして、思い出もたくさん作った。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■由香里ちゃんは私より頭が良くて、毎年ある県模試で一位を取ったことがあるほどの実力者。

とても尊敬しているし、大好きだ。


・・・だが、その由香里ちゃんが。




ー夢に出てきたのだ。



由香里「フン・・・あんなの、価値もないわ・・。
あんなのと付き合ってる私が、可哀想だわ!」


由香里ちゃんは暗闇の中でこう言っていた。


誰のことを言っているのだろう。

考えたくもないが・・・・





私ではないよね?


今日は塾なので、不安を覚えながら行く事になる。

怖いけど、聞いてみよう。私の夢を見ていないか。


-塾の帰り-
教材や文房具を片づけながら、言ってみる。

「ねえ、由香里ちゃん」

由香里「なあに~?」

「今日・・由香里ちゃんが夢に出てきて・・。」

こう言うと、由香里ちゃんはびっくりしたような目で、

由香里「ユカちゃんもみたの!?」

・・・と言った。


「私、どんな感じだった?」

由香里「うーん、何かに怯えてるけど、幸せを感じてそうで・・・『すけくんがいなければ・・・』って言ってた。すけくんって友達?ストーカーでもされてるの?」

「あ、いや・・・まあ・・。」

由香里「ふーん?まあ、何かあったら言ってよ」

こんなに優しい由香里ちゃんが、私のことを嫌いと思っているのだろうか・・・。

いや、解決するためには、行動する事が大切だ。

「由香里ちゃん・・・私のこと、嫌い?」

由香里「・・・は?」

空気が一瞬で凍り付いたのが分かった。

聞いてはいけない事だったのか。やっぱり・・・


由香里「嫌いかどうかって・・・そりゃあ、自分より頭悪い人間とは、到底付き合いたくないけど?」

ドクン。


ああ、終わった。やっぱり当たっていたんだ。


それを思うと同時に、自分の自信が崩れていった。

ガラガラと激しく音を立てて。


これまで積み重ねていた努力が、泡となって消えていく。

私はもう・・・。

価値が、ない。

もう壁一面のテストの点を見たって、劣等感や自分の価値は埋められなくなった。 

とても大切で、尊敬していた友達に、裏切られた。


心臓がぎゅっと締め付けられるような感覚がする。

私は塾を飛び出した。

「・・・・・っ」

ここで泣いちゃダメだ。人目がある。


必死で堪えながら、人の気配がない道に出る。


すると、自分の口から、

「うわあああああああああ!!!!!!」

と信じられないような雄叫びが出てきた。

そこからはもう止まらなくて、一人で叫んで泣いて、底なしの絶望を味わった。



???『あ、上手く行ったみたい。うふふ・・・。順調順調。今度はあいつか・・・』
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