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野生の森ガール

あや

[あや]

キャラID
: BD162-617
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 109

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あやの冒険日誌

2021-09-17 17:29:42.0 2021-09-17 17:32:26.0テーマ:その他

Dream of death #11(オリジナルストーリー)

私はすけくんを思いっきり睨んだ。

加藤「・・・ちょっと、大丈夫?ユカ」

「う・・・・・うん」

今は加藤さんだけが光だ。

加藤「すけも、雰囲気察して話しかけないとか出来ないわけ!?傷ついちゃったじゃない!」


すけ「・・・・・・。ごめんね」

すけくんはそう言った後にっこり笑って、自分の席に戻った。


「ああもう・・・!だから笑わないで・・・気持ち悪い・・・・!」


加藤「本当に大丈夫なの?体も震えてるし、顔色すっごく悪いよ。保健室行く?」

「大丈夫・・・。」

私は謎の意地で、保健室には行かなかった。きっと、これ以上負けたくなかったのだろう。


だが、大丈夫なんかじゃなかった。



次の道徳の授業中、なぜ勉強するのかについて話し合いの時間があった。その時すけくんが発表した。

すけ「ぼくは、名誉の為に勉強をすると思います。点数が取れなかったら、恥ずかしいし、じぶんの自信もなくなってしまいます。あ、これはぼくなりの見方なので、皆のことを言ってる訳じゃないです。・・・だからぼくは、勉強は自信をつけるものだと思います。」

・・・・・・・・・・・・・。

ブチッ。

何かが、切れた。

壊れた。


すけくん。私の心を、これ以上傷つける気か?

どうみても私に向かって言ってるだろ。


いったいなにがしたいの?


・・・私、何かした?



先生「辻元はそうなんだな。それもいいと思う。ほかに意見は?」



ドクン。ドクン。



心臓が激しく動いている。

体が冷たい。汗もでている。


「・・・・はあっ、はあっ・・・・」







前がクラクラする。あ・・・やばい・・!


今見ている光景から色が無くなり、白く染まってゆく。

先生が白く見える。



意識はあるのに・・・・視界が真っ白だ・・・。


先生「ん・・・?坂井大丈夫か」


「いえ・・・ちょっと、クラクラして」


加藤「・・・!ユカちゃん、やっぱり保健室いこうよ!」


私は加藤さんたちに抱き抱えられながら保健室へ行った。


保健室の先生「熱はないみたいね・・・ベッドで少し休みなさい」

「はい・・・」









一時間ほど寝て、加藤さんが迎えにきてくれた。


加藤「おはよう。ほんとに大丈夫?最近ユカちゃんおかしいよ・・・」


「うん、ありがとう・・」


加藤「無理しないでね・・行こう」

教室に戻り、帰りの挨拶をして家路につく。

加藤「ユカちゃん、大丈夫かなー?」

加藤の友達A「うーん・・・どうだろう」

友達B「っていうかさ、そもそもすけがキモくない?ユカちゃんに纏わりついてさぁ」

友達C「だねー・・・」

すけ「どうしたの?」

加藤達『わっ!?!』

すけ「?ぼくの話をしてたんだよね。」

加藤「まあ・・テスト満点凄いなって(バレた??すけって、変な空気感・・・確かに、気持ち悪い・・・。)」

すけ「ふぅーん。・・・・ぼくの悪口を言ってたくせに。」

加藤「っ!」

すけ「じゃあまた明日!」

すけはそう言って、パタパタと走って行った。

加藤(今の目、凄くぞわっとした・・・。何かを狙っているような・・?)



その晩のこと。





_____加藤さんたちは遺体で発見された。


-翌朝-
「加藤さんたちが亡くなった!??!」

母「ええ・・・。だから今日は学校は休みよ・・。亡くなるなんて信じられないわ・・・。」

「そんな・・・そんな・・・・うわあああああああああああああああああああっ!!!!!!」




お母さんは私を強く抱きしめた。



心はもうボロボロで、壊れてしまっている。


大切な友人をこんなに連続して失うとは。


私も・・・



加藤さんたちのところへいきたい・・・・。


加藤さんたちのお葬式ではクラスメートなど大勢の人々が集まった。

息を詰まらせて泣いている者も居れば、信じられないような表情で呆然と突っ立っている者もいる。


私は・・・・


感情が、何もわかなかった。


ずうっと、涙もでなくて、無表情で、人間じゃなくなったみたいだった。



人は壊れると悲しみも感じなくなるとは、恐らくこういう事だろう。


・・・そしてすけくんは、お葬式には来なかった。






____今日は、久しぶりに夢を見た。


すけ「やあっと、完成した!!やったぁぁぁぁ!!!!!!これでぼくの夢はかなったんだ!今日はパーティーだ!」


すけくんが何やら騒いで喜んでいる。

また、完成した、と言っている。


だから、何が・・・・・・・・




どりーむ、おふ、です が完成・・・


ドリーム オフ デス・・








Dream of death・・・『死の夢』だ。
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