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野生の森ガール

あや

[あや]

キャラID
: BD162-617
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 109

ライブカメラ画像

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あやの冒険日誌

2021-10-12 20:28:27.0 テーマ:その他

prologue #9(オリジナルストーリー)

胸に残る傷を撫でる。
洗面台にある鏡の前で傷跡を見ると、なかなかの傷だった。
まるで、カズの傷跡とそっくりだった・・・。

すけ「アヤミちゃーん?まだー?」
ドアの後ろからすけくんの声が聞こえる。
「あっ、ごめんね!今すぐ代わるから!」
ドアを開けると、すけくんは自分の髪型をチェックした。
すけ「うん、今日もばっちり!」
カズ「ふぁ~あ・・・アヤミ、すけくん、おはよ~」安定してきた私の生活。
爆破されたアジトは、助けた人達が出してくれた資金で、建て直すことができた。本当に感謝だ。
そして、相変わらずカズは私達の支度が終わったあとに起きてくる。
もう10時だ。

「今日もよく寝たね~?」
カズ「うははっ、昨日の10時に寝たから、12時間睡眠だよ!ぴよぴよ!にゃー!ウハハハ!!」
すけ「ウハハハ・・?」
カズは相変わらずふざけている。
"あの日"があってから1年、心も体も落ち着かせる為にはゆっくりと過ごしていた。
もしかしたら、カズは私達を和ませるためにふざけたこと言ってくれているのかもしれない。
会社も辞め、人々を助ける仕事は、思ったよりハードだけど、とてもやりがいを感じている。

カズ「アヤミーっ、今日は君が朝ご飯作ってよー」
「ええっ、なんで?」
カズ「今日は、何故か胸の傷が痛むんだよね」
「私もだけど・・・・いいよ別に」
カズ「やったー!」
カズは胸をさすっている。今日は雨だからだろうか。私も胸をさすりながらカズの朝食をつくる。
するとすけくんが手伝いに来てくれた。
すけ「ほらほらカズ、アヤミちゃんも傷が痛むんだから無理させちゃ駄目だよ~?まあ僕が手伝うけど」
「ありがとう、すけくん!」
すけ「ふふふ。れでぃーふぁーすと、ってやつだよ」すけくんは私にとても優しい。体調が悪い時も、お粥を作ってくれたり看病を一日中してくれた。
本当に私は幸せ者だ。

「うあ・・なんか今日はおかしいなー」
ズキンズキンと胸の痛みが強くなってゆく。
野菜を切っている場合じゃなくなってきた。
すけ「アヤミちゃん・・・無理しないほうがいいよ」「・・・・うん」
私達の様子に気付いたのか、カズがキッチンへやってきた。
カズ「なに?どしたのー?」

すけ「ほらぁ、君が作らせるから、アヤミちゃんの痛みが酷くなっちゃったじゃん!」
カズ「・・えっ、あっ、ごめんアヤミ!アヤミの傷、そんなに痛むと思ってなくて・・・」
カズは申し訳なさそうに俯く。
「いや、いいんだけどさ・・・」
キッチンに沈黙が訪れる。
この気まずい空気をどうしようか。
すけ「まあまあ、カズも悪気はなかったんだし。僕が作るよ。ほら2人とも、待ってて!」
すけくんは明るく言うと、トントンと野菜を切り始めた。
すけくんのおかげで気まずい空気が破られた。
すけくんには色んな場面で助けられている。
リビングの椅子に腰掛けると、カズが言った。
カズ「さっきはごめんな。・・あとさ、そろそろ犯人の所へ行こうと思うんだ」

「ああ、犯人・・」
カズ「病院は調べれば分かるから・・」
「病院は精神病棟がある三角病院だったよ」

カズ「えっ!?知ってるの!??」
「うん・・ロボット置くときに、こっちを睨みつけてる女の人がいたから・・。多分その人だよ」

カズ「へえ・・!ありがとう、アヤミ」
「・・う、うん」
少し照れながらも返事をすると、カズは言った。
カズ「前も言ったと思うが、君はこの事件で大きなショックを受ける。そのショックというのは、これから受けると思うんだ。・・だから恐らく、その女性からだと思う」
「ふぅん・・?」
カズ「心の準備、しておけよ」
いきなり真剣な目つきになったカズに少し驚いていると、すけくんの声が聞こえた。
すけ「カズー!朝ご飯できたよー」

カズ「おっ、すけくん、ありがとう!」
カズは笑顔で朝食を受け取る。・・と同時にパンにかぶりついた。
カズ「うんまぁい♪・・あーっ、野菜入ってるじゃん」
カズは野菜が苦手なようで、顔をしかめて私に野菜の器を渡した。
「ええ?私、もう食べたよ」

カズ「嫌だ。食べたくない」
断固として拒否するカズは、まるで子供みたいだ。
「ちゃんと食べないと、栄養採れないでしょ!ドレッシングもかけてあるんだし食べてよ」
カズ「むぅ・・・」
カズは鼻をつまんで、野菜を口にかき込んだ。
器をもたなきゃいけないから、結局鼻はつまめないのだけれど。
カズ「ぐう!まっず!」
カズは器をテーブルに置くと、即座に鼻をつまんで悶絶する。
「美味しいじゃん、野菜」
カズ「はぁ~?こんなん、美味しいなんておかしいよ!味覚、狂ってるよ!!」

「ええっ!美味しいよぉ!!」

こんな会話と共に、私は幸せな生活を送っている。
でも、いつかカズの言う運命に向き合わなければいけないことも、知っている。
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