目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

野生の森ガール

あや

[あや]

キャラID
: BD162-617
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: バトルマスター
レベル
: 109

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

あやの冒険日誌

2021-10-13 21:05:34.0 2021-10-23 20:13:02.0テーマ:その他

prologue #10(オリジナルストーリー)

今日はカズとあの日の犯人の女性に会いに行く。

覚悟はもう決めている。

真実を受け止める覚悟を。


カズ「こんにちは~・・」
カズが刑務所の中に入り挨拶をすると、警察官が女性のいる部屋へ案内してくれた。

警察官「この部屋です。」
部屋に入ると、長い髪の毛を垂らした女性が俯いて座っていた。

カズ「初めまして。」
カズは女性ににこやかに語りかける。

「こんにちは。」
少し緊張しながら言うと、女性はこっちを向いて、目を見開いた。

女性「・・・アヤミ。」

思わずえっ、という声が出た。
「私の名前・・・」

女性「覚えてないのは当たり前よね・・・だってあたし、あんたのこと捨てたんだから!」

「・・・・え?」

体が固まる。声も出なくなる。

すると女性は甲高い声で笑った。

女性「あはははははははははっ!!あはっ、あははっ!!」

カズ「・・・・?」
カズは訝しげな顔をしている。

女性は深呼吸をして話し始めた。
女性「すーっ、はぁー・・・。あのねぇ、あんたのせいで、私の人生は滅茶苦茶になった。ふふっ・・・私はずっと前、ある男性と付き合ってたの・・・。それで結婚しようってなってね・・・その時は、すごく幸せだった。でもね、子供のあんたが生まれてから、1年・・・・教育費がだんだん足りなくなってきて、それで関係も悪くなって、暴力も振るわれるようになった・・・だからあたしは頭がおかしくなったのよっ!!」

「・・・・私の、お母さん?」

私は祖父母に育てられた。
お父さんとお母さんはどこかに行ってしまったとしか聞いていない。
でも祖父母は私が中学生の時にどちらも亡くなってしまったので、そこから高校生までは児童養護施設で暮らしていたのだ。
まさか、この女性がお母さんだなんて。

アジトを爆破し、前のカズを殺し、街の人々を刺した犯人だなんて。

「アジトも、爆破したのはあなたでしょ?」

女性「そうよ。窓からアヤミが見えたからね。困ってる人を助ける組織があるとか、噂で聞いていたし、ロボットみたいなものを置いてたから、その組織に入っているかもと思って。その直後にあたしは病院を出てアヤミをつけた。」

「・・・・・そんな」

女性「気づかなかったぁ?あははっ・・」

カズ「じゃあ、一体何で爆破したんだ?」

女性「ふふふ・・・化学物質を使ってね。その物質は盗んだのよ!」

女性は虚ろな目で笑っている。

「・・・・・」
私は何も言えなくなった。
この事実を・・・受け入れるだなんて。

女性「・・・それに、私はあんたのせいで付き合ってた男性を殺してる。あんたのせいで、1人犠牲になったのよ!」

「・・・!!」

カズ「アヤミ・・・落ち着け」
カズが小さい声で言う。

「・・・私のせいで」

女性「そうよ、全部全部、あんたのせいよ!」

「・・・ごめんなさい」

カズが私の背中に手を当てる。さすってくれているみたいだ。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

私は生まれた瞬間から大罪を背負っていたのか。  どれだけ謝っても許されない罪が、私の体に重くのしかかる。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・・。」
私は椅子から立ち上がり、床にぺたんと座る。

カズ「アヤミ・・?」

私は床に頭を擦り付けるようにして土下座をした。

土下座なんて人生で初めてだった。  

女性「あんたはどれだけ謝っても許されない。絶対絶対絶対絶対絶対絶対許されない。わかってるわよね?」

「はい・・・・・」



床にぼろぼろと涙を零す。

私の目は恐ろしいほどに真っ暗だった。
いいね! 5 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる