深冷の候、朝晩かなり冷え込んできました。
体調を崩しやすい時節柄なので、どうぞお気を付けて下さいね。
さて1959(昭和34)年11月19日に、通学する児童を交通事故などから
守るために学童擁護員制度が始まりました。
学童擁護員とはわかりやすく言えば、緑のおばさんと
当時は呼ばれていました。
まぁ現在の子供達や若い世代にはもしかしたら
馴染みが薄いかもしれません。
この制度が始まったのには理由があり、
当初は東京労働局(今の職安・ハローワーク?)が失業対策として
誕生した秘話がございます。
また制度が開始した当時は女性の職も少なく、
宴婦の雇用対策として創設されたと記録に残されてます。
そして緑のおばさんの姿を見れば、シンボルカラーの緑色の制服と
帽子を身につけていた事からこう呼ばれるようになりました。
ちなみに英語で呼ぶと、lollipop womanと言い、
学童擁護員たちが持っていた標識が
棒付きキャンディ(lollipop)に似ていた事から由来されました。
その緑のおばさんの役目ですが、ご存知の方は言うまでもありません。
通学・下校時間帯に危険な交差点や曲がり角などに
旗を振って児童達を安全に通行・見守る役目です。
今では緑のおばさんを見かけなくなりましたが、
町内会で児童たちの親・おじいちゃん・おばあちゃん達が
○○見守り隊などの名称でかなり目立つカラーリングの
ジャンパーやたすき、帽子を被り今の児童たちの安全を見守り、
そして町内によっては安全パトロールカーも徘徊してくれています。
まぁ町内会でこうした事が行われるようになったのは、
2001年に大阪池田小学校での児童殺傷事件、
2005年には同じく大阪寝屋川中央小学校3人殺傷事件など、
こうした事件があったのも背景にあるでしょう。
またここでは多く語りませんがこの2つの事件は
私自身との接点がかなりありますが、今回は割愛します。
こうした悲しい事件が二度と起こさない為にも、
地域のボランティアグループや町内会の皆さんにはこれからも
ココロニヒビク子供達の安全をどうか見守って欲しいと深く深く願います。
草々 ニカヨニ拝