季夏の候、今年は例年以上に暑くなりそうですが
体調管理にはどうぞご自愛下さいませ。
さて先月日本中を震撼させた神奈川県相模原市での
障害者福祉施設で19人が死亡した事件で、
戦後最悪の事件とまで言われた今回の事件ついて
私なりの観点からで感じた事を今月は書いてまいります。
今回の許されざる事件を犯した犯人が逮捕後に
残したコトバで、警察の取り調べに対し「障害者を恨んでいた」
「障害者なんていなくなればいい」などと供述。
元障害者福祉施設に勤めていた者からのコトバとして
言ってはならない言動をされたのは記憶にあると思います。
業務として執り行っている以上業務的な内容や、
今回の様に患者に対してのご不満やストレスも
職務上あるのもこれまた事実ではございます。
が、それは彼だけではないはず!
職務上、障害者施設をしている以上
そういったストレスや不満はカタチは違えど
どの職業や業種にもあるはずです。
そこまでヒトとして堕ちる前に何故辞めなかったのか?
或はもっと早くに強制退職措置を取った上で、
警察や施設間で対応は出来なかったのか?
また犯人の崩壊していた精神をどうにか
救う事や監視が出来なかったのか?
そうも感じました。
既にこの事件を起こす前の2016年2月19日に「自己都合」で退職、
また退職直前の14・15両日には、衆議院議長の公邸を訪問。
「日本のために障害者470人を抹殺する」
「障害者が安楽死できる世界を望む」
などと書かれた手紙を公邸の警備をしていた
警察官に渡したと言ってたようです。
更にその手紙には、容疑者の名前と住所も明記。
ここまでの行動を既に起こしていた時点で、
テロ行動と同じような事を起こしてるので
警察側にもそれをただの悪戯と判断したのかは
私には分かりませんが今回の事件発生まで放置。
ですが、この手紙を渡したのちに精神鑑定で陽性反応が出たため
今回事件が起こった同施設より相談を警察に通報。
それにより他人を傷つける恐れがあると判断して市に相談。
結果、精神保健指定医より「要入院」と診断され
正式な措置入院はしていました。
なのでそこまでの措置をしていたにも拘らずこうした事件を
許した市や警察の対応も今後大きな課題となるでしょう。
今回の行為としては絶対に犯してはいけない事ですが、
それは犯人の叫びであったに違いないのは事実でしょう。
むしろ構って欲しかったのかもしれません・・・
ただ、これだけはハッキリと言えます。
不平不満があるのはわかりますが、
それを自分の力ではどうする抵抗も出来ないような
罪なき人たちが次々と命を奪われること自体には
まったく ココロニ ヒビカナイ 事です。
結局のところ、自分よりも弱く何も出来ない人にしか
このような情けの一片も感じないような行為が出来るのは
精神が崩壊してなければ絶対に出来ないでしょう!!
亡くされたご遺族や、今後そうなる(そうなっている)施設利用者が
安心して預けられる事への怒りや不安が残っているはずです。
まぁこうした介護や施設などへの制度に対しても
これから大きな課題となりますが・・・
今回ある意味自分への学びとなる事も多かったので、
他人事ではなく当事者意識をもって今回の惨劇を
忘れないように自分は記憶に残していきます。
またこうした事件が再発させないためにも
自身がシッカリと精神を保てるようにして生き、またこうした事例が
未然に防げる事もあるならば逃げずに立ち向かいたいです。
今月はかなりダークな内容でしたが、
それだけ ココロニ ヒビク 惨劇だったので
今一度私なりの観点から感じた事を書いてみました。
それでは猛暑厳しき折、
体調管理はどうぞお気遣い下さい。
草々 ニカヨニ拝