V=V0+at
V0+at=V
at=V-V0
t=(V-V0)/a・・・①
x=V0t+(1/2)at^2・・・②
①の式を②に代入。
x=V0t+(1/2)at^2
=V0{(V-V0)/a}+(1/2)a{(V-V0)/a}^2
={(V0V-V0^2)/a}+{(V^2-2VV0+V0^2)/2a}
={2V0V-2V0^2+(V^2-2VV0+V0^2)}/2a
=(V^2-V0^2)/2a・・・③
③の式の両辺に2aをかけて
2ax=V^2-V0^2・・・④
④の式の両辺にm/2をかけて
2ax(m/2)=(V^2-V0^2)(m/2)
max=(1/2)mV^2-(1/2)mV0^2
F=maより,max=Fx=(1/2)mV^2-(1/2)mV0^2 //
公式 Fx=(1/2)mV^2-(1/2)mV0^2
(1/2)mV^2-(1/2)mV0^2=(1/2)m(V^2-mV0^2)であるから,
Fx=(1/2)m(V^2-mV0^2)・・・⑤
両辺を2倍して,2Fx=m(V^2-V0^2)・・・⑥
Fxを求めるのであれば⑤の式を,
VやV0を求めるのであれば⑥の式を利用すると良い。
(練習問題)
(1) 速さ5.0m/sで進む質量2.0kgの物体に対して,
24Jの仕事をしたところ,速さはV[m/s]となった。V[m/s]を求めよ。
(2) ある速さV0[m/s]で進む質量0.15kgの物体に対して,
60Jの仕事をしたところ,速さは30m/sとなった。V0[m/s]を求めよ。
(3) 速さ7.0m/sで進む質量3.2kgの物体に対して,仕事をしたところ,
速さは3.0m/sとなった。物体にした仕事Fx[J]を求めよ。
▼ 解答 ▼
(1) 2Fx=m(V^2-V0^2)より,
2・24=2.0(V^2-5.0^2)
24=V^2-5.0^2
V^2=49.0
V>0であるから,V=7.0m/s //
(2) 2Fx=m(V^2-V0^2)より,
2・60=0.15(30^2-V0^2)
120=0.15(30^2-V0^2)
800=30^2-V0^2
V0^2=100
V0>0であるから,V0=10m/s //
(3) Fx=(1/2)m(V^2-V0^2)より,
(1/2)・3.2・(3.0^2-7.0^2)=1.6・(-40)=-64
よって,Fx=-64J //