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せっかち大学生

アドバンス

[アドバンス]

キャラID
: IG089-200
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 112

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アドバンスの冒険日誌

2015-07-05 16:22:34.0 2015-09-20 14:56:20.0テーマ:その他

数学Ⅰ パート14


▼ 2次方程式の解の公式 ▼

中学校で2次方程式の解の公式を学んだが,

ここでは解の公式の導き方を紹介する。

(※ b≠0のとき,a÷b=c⇒a=bcが成り立つ。

a≠0のとき,0÷a=xとすると,

0=ax a≠0であるから,x=0

よって,0÷a=0となる。)

ax^2+bx+c=0(a≠0)の両辺をaで割ると,

x^2+(b/a)x+(c/a)=0/a=0

(c/a)を移項すると,

x^2+(b/a)x= -(c/a)

両辺に{b/(2a)}^2を加えると,

x^2+(b/a)x+{ b/(2a)]^2= -(c/a)+{ b/(2a)}^2

左辺を平方完成させ,右辺を計算すると,

[x+{b/(2a)}]^2=(b^2-4ac)/(4a^2)

x+{b/(2a)} =±√{(b^2-4ac)/(4a^2)}=±[{√(b^2-4ac)}/{√(4a^2)}]

=±[{√(b^2-4ac)}/(2|a|)]

∴ x+{ b/(2a)}=±[{√(b^2-4ac)}/(2a)]

x= - {b/(2a)}±[{√(b^2-4ac)}/(2a)]={-b±√(b^2-4ac)}/(2a)

よって,次のことがいえる。

【 ax^2+bx+c=0(a≠0)のとき,

x = {-b±√(b^2-4ac)}/(2a) 】


▼ ax^2+2b'x+c=0(a≠0 , b'≠0)の解の公式 ▼

この公式は覚えなくてもよいが,

覚えておくことによって計算が楽になる。

(※ b'はbを微分した値ではない。)

2次方程式の解の公式より,

x= [-2b'±√{(4b')^2-4ac}]/(2a)

= [-2b'±√{4(b'^2-ac)}]/(2a)

= {-2b'±2√(b'^2-ac)}/(2a)

= [2{-b'±√(b'^2-ac)}]/(2a)

= {-b'±√(b'^2-ac)}/a

よって,次のことがいえる。

【 ax^2+2b'x+c=0(a≠0 , b'≠0)のとき,

x= { -b'±√(b'^2-ac) }/a 】


▼ 2次方程式の解の種類 ▼

ax^2+bx+c=0(a≠0)において,D=b^2-4acとすると,

【 D>0 ⇒ 異なる2つの実数解をもつ。

D=0 ⇒ 重解(1つの実数解)をもつ。

D<0 ⇒ 実数解をもたない。 】

ax^2+2b'x+c=0(a≠0)においては,D/4=(b')^2-acと表せる。

補足: ax^2+bx+c=0(a≠0)のとき,D=b^2-4acを判別式という。


▼ 不等式について ▼

不等号を用いた式を不等式という。

不等式には以下の3つの法則がある。


【 両辺に値を加えても引いても不等号の向きは変わらない。 】


例) 3<4 → 3+1<4+1 , 3-1<4-1

x≧3 → x+2≧5 , x-2≧1


【 両辺に正の値をかけても割っても不等号の向きは変わらない。 】


例) 6<9 → 6・2<9・2 , 6÷3<9÷3

2x≧ -10 → 4x≧ -20 , x≧ -5


【 両辺に負の値をかけたり割ったりすると不等号の向きが変わる。 】


証明) A≦Bとする。(A<B , A>B , A≧Bも同様にして

証明することが可能)A≦Bの両辺からBを引いて,A-B≦0

さらにその両辺からAを引いて,-B≦ -A

a≦bとb≧aは同じ意味であるから,

-B≦ -Aは-A≧ -Bと書き換えられる。

よって,A≦Bの両辺に-1をかけると

-A≧ -Bとなり,不等号の向きが変わる。ちなみに,

両辺に-1以外の負の数をかけても不等号の向きが変わる。

a>0とする。「-aをかける」は「-1をかけた後にaをかける」

と言い換えられる。したがって,両辺に-1以外の

負の値をかけても不等号の向きが変わる。

負の値で割る場合についても説明しよう。

「-aで割る」は「-1で割った後にaで割る」と言い換えられる。

x÷(-1)=x÷{1/(-1)}=x・{(-1)/1}=x・(-1)より,

-1で割ることと,-1をかけることは同じ意味である。

したがって,「-1で割った後にaで割る」は

「-1をかけた後にaで割る」と言い換えられる。

よって,「-aで割る」は「-1をかけた後にaで割る」と

言い換えられるため,不等式の両辺を

負の値で割ると不等号の向きが変わる。


パート14はこれで終了とします。

パート15では2次不等式を扱います。

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