現代に帰ってきたフォび太。
フォび太「はぁ…タイムトラベルは疲れたな…。今日も早く寝よう。」
zzz……
フォび太(あれ…?またこの夢だ…。)
???「ワシの余命は残り1ヶ月。フォび太よ、お前の成長を見られないのが心残りじゃ…。だが……」
フォび太(そうか、分かったぞ。これは実際にあったことの夢だ。もしかして、僕の52年前の記憶…?)
???「48年前、魔物に襲われているワシを助けてくれた男がいた。お前が誕生してから分かったよ。その男は、きっと未来のお前なんじゃな?何らかの方法で、未来から来てくれたんじゃな…。」
フォび太(そうか、この人はフォ左衛門さんだ…。そして、僕のおじいちゃんだ!)
フォ左衛門「ワシはもうすぐお前と会えなくなるが、お前は成長すれば、また過去のワシと会えるんじゃ。だから、悲しむことはないぞ…。」
フォび太(おじいちゃん…。)
フォ左衛門「お前が立派な男になった時、この瞬間が夢に出てくるように魔法をかけておこう…。」
フォび太(そうか、だから夢に出てきたんだね…。)
フォ左衛門「最後に大事なことを伝えておこう。将来、お前の命を狙う者が現れるかもしれん。そいつはお前にとって身近な存在かもしれん。だから、常に警戒しながら生きていくんじゃぞ…。」
フォび太(な、何だって!?そんなやつがどこかにいるのか…?気をつけないと…。)
フォ左衛門「さらばじゃフォび太。おやすみ…。」
フォび太「はっ!(゜_゜;)」
フォスえもん「おはよう、フォび太(⌒_⌒)」
フォび太「フォスえも~ん!」
フォスえもん「だいぶ魘されてたよ(⌒_⌒)」
フォび太「ちょっと不思議な夢を見てたんだ…。」
フォスえもん「どんな夢?(⌒_⌒)」
かくかくしかじか。
夢の内容を説明するフォび太。
フォスえもん「へー。不思議な夢だね。命を狙ってるやつがいるなんて、こわーい(⌒_⌒)」
フォび太「あっ、今日はフォずかちゃんと遊ぶ約束があるんだった!」
フォスえもん「そんな約束、君の妄想だと思うよ(⌒_⌒)」
フォび太「うるさいなー!じゃあ、行ってくるね!やっほーい♪」
フォスえもん「気をつけてね(⌒_⌒)」
フォび太「僕は幸せるんるん♪フォずかちゃんと遊ぶぞるんるん♪」
フォスえもん「フッ………。」
ゴゴゴゴゴ………
長編物語『タイムマシン』 完