ザラターンの冒険日誌

子供の頃に読んだ物語

『　王達の中の王　』。

竜騎兵【ドラゴンナイト】の
存在を初めて知ったのは、
この戦記だったと思う。

一介の頼りない新米騎士が
多くの苦難を越え
幾多の戦場を生き残り、
最終的に【成った】姿が
竜騎兵だった。

翼の無い、地を馳せる竜に乗り、
槍を構え、俊速にて
戦場を駆ける。

そして、
敵勢力最強のドラゴンすら
一撃で葬り去る姿に、
羨望と畏怖を覚えたものだった。


・・・それからしばらく、
少年にとって竜騎兵…
【ドラゴンナイト】は
【　最強と同義語　】
であり続けたことは
言うまでもない。


☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆


『　ラギへと続く道には
　　死の言霊を紡ぐ
　　凍てついた炎の精が潜む　』

ランガーオ村で
生まれ育つ子供達は、
この話を嫌と言うほど
聞かされて育つ。

伝説の勇者達でさえ
恐れたという
【氷の邪霊】の犠牲者を、
みだりに増やさない為だ。


一方で、
その難所を抜けた先ー…
ラギ雪原には、

『　白銀に輝く鱗を持つ
　地馳せり竜が棲んでいる　』

という話にも、
おれは目を輝かせて
聞きいったものだった。


村のおじいは
したり顔で笑う。


いつかお前が、
氷の邪霊に
太刀打ちできるくらいに
強くなったら
会いに行ってみるが良い。

その為には、
修行せい。勉強せい。



・・・あれからどれだけの
時が流れたろう。


おれは、冒険者になった。


そして数年前。

幾多の旅を越え、
ついにラギ雪原へと
足を踏み入れ・・・


☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆



なんか…

思てたんと違うな、

と思った。



これが彼との
ファーストコンタクト。

なぜだか思い出せないが、
昔撮ったこの写真を
わざわざロックして
保存していたようだ。


竜騎兵に憧れていたおれは、
彼を乗りこなすべく、
はたまた仲間にするべく
悪戦苦闘していたのだが、
それは決して叶うことはなく。

数年の月日が流れ…


☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆



ついに、せつげんりゅう…
彼はおれを背に乗せることを
認めてくれたようである。

もしかすれば、この身に染みた
ナドラガンドの空気の残滓が、
彼の気を引いたのかもしれない。


ちなみに、
乗り心地はあまり
良いとは言えない。

この上で戦闘をこなす、
なんて事は、
少なくとも、今のおれには
とても無理だな、と思った。


竜騎兵への道は、
まだまだ果てしなく遠そうだが、

まあ、それはそれ。
今は雪原を駆ける事を
十分に堪能することにしよう。



～～～FIN～～～ ☆　　　☆　　　☆

【　OMAKE　】

ま・・・
実際は・・・
１３００クリスタで…


(゜ロ)＜　買ったんですがね！！


あと、
ホークブリザード様も
仲間になって
下さってもいいのよ！

というか
なって下さい！　
Orz　←DOGEZA