ザラターンの冒険日誌

【　尻尾　】


それは我々オーガの
アイデンティティである。


かく言うおれも、
日々の尻尾の手入れを
欠かせたことはないし、
ドレスアップでも
尻尾の隠れる品は
まず使っていない。

炎の民として、
それだけ尻尾を
大切に扱ってきたつもりだ。




(♯゜ロ)＜　たまに
　　　　　火をつけられたり
　　　　　鼻をかまれたり
　　　　　しますが…



さて。

先日、古代オルセコ王国を訪れ
二人の王子に拝謁した際、
おれは彼らのその尻尾に
目を奪われた。


彼らの尻尾は
我々一般のオーガと違い
とても・・・

ふさふさしていた。



それに加え、
ギルガラン王子に至っては、
見た事もない黄金の装飾品で
そのふさふさの尻尾を
彩っていたのだ。


(゜ロ)＜　尻尾アクセ…
　　　　　だと…ッ！


話題のイケメン王子は、
尻尾からして美しいのか。



では、ご覧いただこう。



☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆



って…


会いに行ったら
ずっと玉座に座ったままで
尻尾見えんやないか！


『　黙れ…
　　見せ物ではない　』


今回の企画
台無しやないか！
このイケメン！下まつげ！
ピッチリタイツッ！！


『　おい誰か…　
　　こいつを　つまみ出せ　』



アホーーーーッ！

　　ザカザカザカ…
　　　（　※SE：逃走　）



…だが。

おれは闘技場を出た所で
ある事に気付いた。


今まで、彼らのような有名人の
（※モブパーツでないNPC）
オーガ達の尻尾を、
あまりマジマジと見つめたことが
無かったのだ。

もしかしたら皆さん
普通のオーガより
立派な尻尾を
しているのではないか？


というわけで、
おれは世界の有名オーガ達の
尻尾を確認する旅に
出ることにしたのであった。



☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆



【　マイユさんの尻尾　】



(゜ロ)＜　あ、たぶん
　　　　普通の人と
　　　　変わらんね、コレ。


どうやら有名人（＝重要キャラ）
だからと言って、
無条件に立派な尻尾を
持っているとは限らないようだ。



では、ギルガランのような
王族のオーガならどうか、と
ガートラントへ
向かったのだが・・・


【　グロズナー王の尻尾　】


まあ、当然玉座に
すわってて
尻尾見えないというね。


(゜ロ)＜　知ってた。



という訳で、
映写機を回して王を確認したが、
どうやら普通の尻尾のようだ。


(゜ロ)＜　やはり、フサフサは
　　　　イケメンの特権…？



ついでにグレンへと足を運ぶ。

　

【　バグド王の尻尾　】

まあ、座っとるよね。
分かってますよ、
パンツしか見えねえんだろう
どうせ・・・



☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆


ほら、座ってｒ…


って、んん！？


尻尾が見えるように
座っている…だと…！


(゜ロ)＜　サービス精神
　　　　すげえぜバグド王！


しかし…えっ？
彼の尻尾て…


(；゜ロ)＜　し、白い！？


頭の赤いのは飾りで、
実際はスキンヘッドなのは
知ってたけど、
ヒゲはあんな黒々しとるのに
尻尾は白いとな。

これは、
尻尾を染めているのか、
はたまたヒゲや眉毛と
髪とかの色が違う
ケン・マス○ーズ現象なのか。

若い頃は、たなびく白髪を翻して
ブイブイ言わせてたのかも…ｗ

それはまあ置いといて、
尻尾の毛並み自体は
一般のオーガと
変わりないようである。



あと有名人といえば・・・
あの賢者様か。

彼女なら、美容にも
気を使ってそうだし、
尻尾も美しく
整えているかもしれない。


ではいざ、
グランゼドーラへ！



☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆


【　ルシェンダ様の尻尾　】




・・・

・・・　・・・　・・・



　　　　　　(゜_゜；)




　　　　


　　　　　　(゜口゜)くわっ




　　　　　人人人人人人人
　　　　Σ　無いッ！！　＜
　　　　　ＹＹＹＹＹＹＹ
　　　　　　　　　(゜口゜；)　　　
　　　　　　

イスに座ってて
見えないだけかも、と
映写機を回してみたが…

彼女が活躍するシーンでも
尻尾は見受けられず。


あの服装で、どこかに
尻尾隠せるとは思えぬし…
本格的に、尻尾がない。


なんかのはずみに
バッサリ切れたのか。

それとも幻術などで
見えなくしているのか…


いつか、明らかになる日が
くるのだろうか・・・ｗ



ー　まとめ　ー

イケ尻尾は、
オルセコの双王子のみ！

でも、意外と発見は
ありました！

ーーーーーーー



Σ　はっ！


アロル…ド…


(゜ロ)＜　まあいいか。



～～FIN～～