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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

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ザラターンの冒険日誌

2019-07-13 21:08:39.0 2019-07-13 21:12:11.0テーマ:レベル上げ

新たなる戦技・下

潮風が吹き荒ぶ。

とある入り江の洞窟にて
戦い始め、早一週間が
過ぎようとしていた。

槍術の奥義。
おれは未だ、その片鱗すら
掴むことができていなかった。


(より速く、より強く、
 そして…より正確に。
 それだけでは、駄目なのか?


昔からおれは呪文…
云わば【精霊力】を攻撃に用いて
戦うのは苦手である。
昔少しだけ魔法使いの戦術を
かじった時も、仲間達から

『ザラなら、メラミより
 拳で殴った方が強い』

等と云われたものだ。


故に、
精霊力や闘気をエネルギーに
変換して放つ技よりも、
腕力に物を言わせて放つ技を
戦術の主軸に、と考えた。

その考えは間違っていない。
はずなのだがー…


(所詮ここが、限界なのか…?


おれは焦りと苛立ちを覚えていた。


このままではいけない。

後ろ向きな思考を振り払い、
再び槍を構える。
頭を冷やしてもう一度、
先輩の言葉を整理してみるんだ。


まず…
どうして先輩は、修行相手に
グレイトマーマンを指定した?


…注意深く、相手を見据える。


とりあえず…この半魚人は
半月槍を持っている。
だが、槍術士としての腕前は
かなり荒削りだ。

持ち前の腕力に任せて
ただ闇雲に振り回すのみ。
おれが求める槍術とは違う。


(他の特徴はどうだ?


奴は【 海魔神の怒り 】
という技を使うが…
源泉となる精霊力が
異なっているだけで、
槍術のジゴスパークと、
原理としては似ているのか…?
いや、しかし…


戦いながら、おれは
ある種の違和感を覚えていた。
だが、それが何なのかは
はっきりと分からない。


…そもそも先輩は、
何を伝えたかった?

目を細め敵を見つめるも、
何かが得られるとは思い難い。

だが、奴を見れば見るほど
言いようのない『違和感』は
増大していく。


いい加減こんがらがる思考の中、
必死で先輩の言葉を思い返す。


グランドネビュラくらいは
使えるようになってるン
だろうな…?


(…だからおれは、
 あの系統の技は
 あんまり得意じゃなくて…



いや待て。


グランドネビュラ…!?

突如、おれの頭上に
電球が閃いた。



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



『 浮いとる。 』


おれは驚愕した。

奴と戦っていて感じていた
【違和感】の正体が今、分かった。
もっと早く、気づくべきだったと
云わざるを得ない。


…この半魚人…

水も何もない所で普通に



【 浮いてる 】。



…どうやって?
神通力かなんか?
おれはエルドナ伝承の
スカイドラゴンを想像した。


いや…今は、そんなことは
どうでもいい。重要なのは…


( おれも…短時間なら
 【浮く】ことはできる…!


光の精霊力と、
闘気を操る技術の応用…

大きく跳躍し、
ネビュラの要領で
重力を制御。
そして…

ネビュラのように
闘気をそのまま相手に
ぶつけるのではなくー…

槍の重さ。

衝撃の反動。

そして重力制御を利用して、

空中からの、
強力な連続突き…


「知恵を使えって事さ。


先輩の言葉が蘇る。


(行けるかもしれない。


ある種の確信を得、
おれは渾身の力を込めて
跳躍した。



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



ずしりとした、確かな手応え。


さみだれ突きよりも
その一撃一撃は重く、
そして速い。

地上よりも狙いを定めやすく、
正確に相手を捉えられる。


闘気を放つのではなく、
自らの武器に纏わせ、
物理的な衝撃の助けとする。

要は補助魔法や、
魔法戦士の理力の応用…!


完成だ。
流星の如くの、五連衝。


衝撃に耐えきれず、
倒れゆくマーマン。

一週間に及ぶ修行の成果は、
一粒の結晶となって
我が手に残った。


宝珠に刻まれた
新たなる奥義の名は…


【 超さみだれ突き 】



『 ……



『 安直だな…!



…疲労と達成感の入り交じった
ため息、1つ。

なんだかんだ、
おれは揚々ときびすを返した。



夜明けの空。


新たなる技を得、
やがて始まる新たなる旅路に
思いを馳せる。

冒険は、続く。


~~FIN~~
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