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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 133

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ザラターンの冒険日誌

2020-06-27 17:26:49.0 2020-06-27 18:51:28.0テーマ:その他

騎士の挑戦⑦ ~~♪赤い翼~~

パラディンとして、
自分にまだ 足りないもの。



今や、装備、物理面の力のみなら
おれでも、一線級の竜闘士達と比べて
遜色が無いと言える。


それらを使いこなす力量の方はまあ
場数が補ってくれるとして…


他に鍛え直すべきは、何だ…?


魔界を訪れ、
盾をより使いこなす修行に明け暮れながら、
ぼんやりと考える。


我がルーツ。
もう一度、振り返ってみるか。


騎士修行を本格的に始めた災厄時代より
もっとずっと以前から。


少年時代、在りし日の記憶を…


☆   ☆   ☆


うっすらと思い出してきた。


少年時代の我が記憶に
最も強く刻まれていたのは…

有名な物語【最終幻想】の4作目…
『二つの月の章』に登場する
パラディンだろう。



暗黒騎士としての道を歩んできた主人公が、
物語中に、聖なる騎士…
パラディンとして生まれ変わるのが
印象的な話だ。


その為の試練の中、
主人公は自らの魂の暗黒面と対峙し、
それを克服する。



『 正義よりも 正しいことよりも、

  大事なことがある。

  … いつか分るときが来る。 』



これは試練の最後、
主人公が聖騎士の称号を得た際に
授かった言葉だ。


『その答』が何であったのか。

作中で明確には語られていないので、
想像するしかないのだが…


当時ハナタレ坊主は、
その『難しげな言葉』から見事に目を滑らせ


(゜ロ)< パラディン、
       HPたけえー!

という事実だけに
関心が行っていたと思う。


…逆に大人になった今なら、
その問いに、実に様々な
答を用意する事ができると思うのだが…


さて、作品の内容から考えるなら
正解の答えは何だったんだろう?


等と思案を巡らせていると…



『 お前は…どうなんだ? 』


どこかから そんな問いが
聞こえてきた気がした。



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆




ふと、我が身が
変貌していることに
おれは気が付いた。



これは…この姿は…まるであの物語の…

暗黒騎士…?



『 作品のテーマとかは関係なく…
  【お前】なら
  この問いにどう答える? 』



目の前から誰かが問いかける。


いや、この声は…

見間違えるか、あの姿は…



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



【 ザラターン 】。

紛れもない。おれだ。


この風景は…

おれの持つ 二つの月の心象が、
疑似的に再現させた物か。



白いパラディンが再び口を開く。



『 我が【 魂 】に問う。 』


『 お前なら、どう答える…? 』




そうか…

冒険者のザラと、その身に宿る魂…
【 おれ 】は似て非なるもの。


ザラは おれより【強い】が…
おれが答えを示さなけば、
前に進む事はできない。



正義よりも、正しい事よりも、
大切なもの。


…しばし思案し、おれは…
自分なりの 1つの答を出した。



パラディンはその答を黙って聞き…

そして再び口を開く。



『 その答を…
  お前は自分に誇れるか? 』



どうだろう?

誇れる…とは言わないまでも…
少なくとも、それに背を向ける生き方は
していない、はずだ。



それを聞いて、パラディンは
肩をすくめて にやりと笑った。


『 十分だ。
  もう、忘れるなよ。 』



その表情を見て(想像して)…

おれは何かが解った気がした。



そうか…『この答』に
偽りがないのなら。


おれの歩んできた道も…

選んできた選択肢も…


そんなに捨てたもんじゃあ、
なかったのかもしれない。


卑屈になる必要はない。

少なくとも、ザラの歩む道と
その魂は、未だ共にある。



確かに、それだけで十分、か。




それに多分…

あの問いに どんな答を出すかなんて
何でも良いのだ。


重要なのはきっと、
その答に胸を張れるか。
自信を持てるか。



誇り、か…



おれはパラディンに向き直った。
再び冒険者ザラに戻るために。



『 胸を張れ!
  お前の選んできた道に! 
  そして尚、色褪せぬ、
  おれ達の本職にッ! 』



…ああ、その思いを胸に、
おれは これからも
レグナードの前に立つ。



やることは1つだ。


追い風が吹こうが、
向風が吹こうが…

溶岩にまみれようが…
魔戦が狙われようが…!


いつか奴を鎮めるその日まで…


【 仲間達を守り、
  勝利へと導く 】。



そう。

今までと、何ら変わることはない。


それが…守護する者。

盾となる者の…
誇りなのだから。




あと一息。

挑戦は、続く。


~~つづく~~
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