ザラターンの冒険日誌

写真はボロヌス溶岩流。


【　緩やかな冒険　】。


例えば…


２０１３年、初頭。
正月辺りの深夜、暇を持て余したおれと
昔馴染みのアストさんは、二人で
なんとなく。本当にただ、何とな～く

ここのべホマスライムを狩り、
『ハートのペンダント』という
ショボいアクセサリーを手に入れる為の
冒険に出かけていた。


(゜ロ)＜　写真の服のペンダントは、
　　　　その時のモノです…とかいう
　　　　　設定にしたら良いかもな！
　　　　　そうしようそうしよう。


あの時代、
天が用意してくれた冒険は　まだ少なく。
強敵に挑める程の戦力も無く。


その日その日、
風の吹くまま、気の向くままに、
クエストリストに乗らない
緩い冒険に赴くことが、
ささやかな楽しみだった。


…そんな穏やかな日々が
一転し始めたのは
２０１３年、春。


【　冒険日誌　】の実装。

…より正確に言えば

【　交流酒場　】の
設立後からであった。


…ここから先の我が旅路は、
冒険日誌を遡った方が
きっと早くて…とは言わないが、
正確に伝わるだろう。


☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆



その後、駆け出しのザラターンは
日誌好きが幸いして


多くの人と出会い、
多くの縁に恵まれ。


己に勇気が足りない分は、
その縁が紡ぐ『　流れ　』に
背中を押される形で、本当に…


本当に、幾多の冒険の旅を越えてきた。



☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆



多くの人達と共に、


幾多のことを成し…


　幾つかのことをあきらめ…


それなりに悩み…


　　少しだけ泣いて…


そして、
大いに笑って歩む、そんな旅路。


この大冒険の日々を、
もし、あの日の　うろこのよろいの
駆け出しに教えてやったら…
目玉を飛び出して驚くだろうか？



否。きっと　こう言う。


(゜ロ)＜　うそつけ、お前ェ～！


と…ｗ



それだけ、自分の
キャパシティをゆうに越えていた
旅路だったと、言えるのかもしれない。


☆　　　☆　　　☆ ☆　　　☆　　　☆


それから更に数年経って。


おれにとっての激動の時代は終わり、
当時縁を紡いだ、多くの冒険者達は　
すでに去った。


残った人達も、
少しずつ落ち着いてきて。


その流れに伴って、
我が冒険の旅も、今はすっかり、
旅立ちの時代のような緩やかさに
戻ってきている。


まあ、この緩さの方こそが、
自分本来の性には合っているとも
言えるのだが。


ちょこちょこと気ままに活動し、

交流酒場を通じて、
世界との緩い繋がりを感じ。

（　他のゲームとかに、ちょこっと
　　浮気しちゃったりもしてｗ　）

たまに友とパーティを組んで
冒険したりしてね。


それはそれで、
午睡のような心地よい時間。


しかし。


そうやって、
緩やかに過ごしていると、たまーに。
この９年間で培ってきた、
内なる冒険魂が騒ぎだすのだ。


『　老け込んでんじゃねえ、ザラ！　』

『　冒険者だろう、冒険しろ！　』

『　もっと熱くなろうぜッ！　』と…ｗ



…９年経てなお、
世界は広がり続ける。

冒険の旅は、まだ続く。


くすぶっていては、勿体無い。
…という気持ちも、確かにある。


だが、
おれは今後の旅路で、いったい
何を為したいのだろう？


おれはまだ、
何かを為せるだろうか？



…一度、よく考えてみる必要が
あるのかもしれない。



～～GO　NEXT！～～