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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ザラターンの冒険日誌

2021-12-25 16:15:31.0 2021-12-26 09:10:10.0テーマ:その他

知られざる聖戦⑩(Ver5範囲までのネタバレ注意)

『 べラストル家の雛鳥よ。
  私を覚えていてくれたとは光栄だ。 』

モラードと呼ばれた映像の男は、
不気味に微笑んだ。


『 何だ…お前等、知り合いか? 』

『 モラード…彼のナーヴァナ家は、
  ゼクレスの名門の1つよ。』


壮年の戦士の疑問に、リンべリィが答える。
続いて、ネシャロットが口を開いた。

『 …呪術士の家系でもある。
  別に知り合いじゃないけど、
  同業のよしみでお互いの名前くらいは、
  てヤツだね。 』

…そして近年、モラードが行っていた研究が
魔瘴魂に関わるモノだったのだ、と
彼女は続けた。

『 でもおかしいよ。だって彼は数年前、
  禁呪法の研究が明るみに出て… 』
  

☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 そう。王家の名の下に捕らえられ、
  処刑されたハズなのよ。 』


二人が説明した所で、
「良くご存じだ」と感嘆の表情を見せた後、
モラードは低く笑った。


『 確かに、私は数年前、捕らえられたよ。

  私の力を恐れた下賤なエルガドーラと…
  私の力を妬み、あの女と結託した
  腐った諸侯共の手によって。
  
  奴らは私と我が研究を
  「神への冒涜」と蔑み、糾弾し…

  終いには、国家への反逆という、有りもしない
  罪まで着せてきた。

  だが…
  そこから先は、まあ良くある話さ。 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 処刑される寸前、私は…
  秘密裏に助けられていたのだよ。
  私と利害を共にする、
  ある男の手によって。
 
  そしてその男の後ろ盾の下で
  研究を続けていたという訳さ。 』


…彼の散り際に立ち会った君になら
何か心当たりが有るのではないかな。
と、彼はリンべリィに呼びかけた。


『 !…まさか…オジャロス!? 』

リンべリィの顔色が変わる。

『 おいおい、まァたあの
  古狸かよ… 』

ベルトロも、そう呟き顔をしかめた。


『 ご明察だ雛鳥よ。
  君は驚かなかったかね?
  彼の使った呪術の数々に。 
  類い稀なる、その戦闘能力に。

  あの力こそ、我が研究成果の一端。
  …彼は良きパートナーだったが…
  まあ所詮は下賤の弟か。 』


「我が研究、それ即ち」…
モラードは大げさに天を仰ぎみて、
両手を広げた。


『 魔瘴魂をその身に宿す事により、
  滅神の力の一部を行使できる者…
  即ち理論上、大魔王と同等の力を持つ  
  魔族を、人為的に作り出すという事。
  名付けて…「魔人計画」… 』


『 大魔王を、作り出すだァ!? 』


場に衝撃が走る。 


『 いかにも。
  そして…その研究は完成した。

  見たまえ、この圧倒的な軍勢を。
  それを私が操っているという事実を。』


『 それは解ったがよ… 』

壮年の戦士が、
感情を殺した声で口を挟む。

『 …それで?テメェは何故今、
  ファラザードを攻める?
  分かってんのか、
  世界が滅ぶかもしれねぇんだぞ。 』


『 なに…それが滅神との契約…
  私の「仕事」だからだよ。 』


モラードは、狂気的な笑みを見せた後、
クククと喉を鳴らした。

『 研究を完成させた私の前に
  あの御方は降り立たれた。
  本当に神の怒りに触れたのか、と
  覚悟した私を前にして、
  あの御方は… 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆




‘’ あははは…!
  キミ、なかなかおもしろいね。
  じゃあさ… ‘’



『 …傑作だろう?
  ヒトから神への冒涜者と
  糾弾されていた私を…
  他ならぬ、神自身が
  認めて下さったのだ! 』


…この腐りきった世界に、
もはや未練など露ほども無い。

大いなる闇の根元の名の下に、
女神の築いた秩序を悉く破壊し…

そして私は!
滅神の紡ぐ新たなる神話に
その名を刻む存在となるのだ!

そう叫び、モラードは
己に陶酔するように高笑いする。


『 …こりゃあ話し合いの余地は無ぇな。
  やるぞ。 』


壮年の戦士の言葉に、場の皆が頷く。


『 来たまえ。
  丁度退屈していたところだ。
  私は此処から動かない。
  相手になろうじゃないか。
  もっとも…
  此処まで来られる強者が
  居ればの話だがね! 』


…高笑いと共に、映像は途切れ、
千里眼の箱は、音を立てて四散した。


『 ああっ!?ボクの箱が!
  コレ1つ作るのに、
  プリズニャン300匹分の…! 』
「やめろ聞きたくない」
「二度とプリズランできなくなるわ」


…そしてネシャロットの口は、
無事冒険者たちに塞がれたのであった。


~~つづく~~
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