目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ザラターンの冒険日誌

2021-12-26 11:26:04.0 2021-12-26 12:12:49.0テーマ:その他

知られざる聖戦⑪(Ver5範囲までのネタバレ注意)


『 野郎をぶちのめし、
  この戦を終わらせる。
  気概のある奴は俺についてきな! 』


治療を終えた壮年の戦士が、大剣を背負って立つ。
それをベルトロが、慌てた様子で諫めた。


『 オイオイ策はあんのかよ。
  援軍を併せても、
  まだ5倍は兵力差があるんだぜ? 』

『 バルディスタとゼクレスの精兵に
  背後を突かれたんだ。
  野郎も、魔物達の注意を半分以上
  ゲルヘナ側に向けざるを得ないだろ。 』


今までより幾分ましだ。と笑う戦士に、
ごり押しかよ、と嘆息のベルトロ。

しかし、待っていてもこれ以上
戦局は変わりそうにないのも確かだ。
犠牲者が増えてくる前に、
賭けてみるしか無いのかもしれない。


『 まって~! 』


そこへ、本陣を飛び回っていた
ファラザード軍のドラゴスライム
「サティ」がやってきた。


『 あの「足跡の場所」に行くなら、
  もっとマシな方法があるよ~! 』

『 そうか…交易所より北東は、
  まだ戦場になってない。
  アレが使えるね! 』


意を得たり、とネシャロットも頷く。
二人は顔を見合わせ、二ヒヒと笑った。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 まさか…あのタコツボが… 』

『 移動用の装置だったとはね。 』


…砂漠北東部へ駆けた冒険者達は、
この装置を使い、ズムウル峠最西端の
小高い丘に移動してきた。

戦場のほぼ中心部である
「足跡の座標」に、
ずいぶん近づけた事になる。

丘から見下ろすと…
どうやら戦場にも、
新たな動きがあったようである。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


バルディスタ軍から悲鳴が上がる。


『 な…「ギャノンゾンビ」だァッ!? 』

『 ひええ!敵さん、何てモン
  リサイクルしやがる! 』

『 あれは兄貴か弟か!? 』

『 どっちでもいい!
  とにかく離れろ!
  ミンチにされっぞ! 』


…見ると、巨漢の人狼の魔物が、
巨大な曲剣をまるで台風のように
振り回しながら、
敵味方の見境も無く襲いかかり
暴れ回っているようだ。


『 おいおい…何だよあの化けモンは。 』


丘の上にも、動揺が走る。

…しかし、まさにその時。
人狼めがけ、一陣の、黄金の風が吹いた。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 ソイツの相手はオデがするどぉんっ!
  ユシュカが帰るまで、ファラザードは
  オデが守るんだどーーッ!! 』


シシカバブ隊長が、
こちらも得物を己の身体ごと
まるで竜巻のように振り回しながら、
人狼に突貫してゆく!

程なく鉄塊と鉄塊が激しくぶつかり合い、
周りの者達が吹き飛ばされる程の
轟音と衝撃波が発生した。


『 ひええ、あの黄色いのスゲエ!
  ギャノンと互角だぞ! 』

『 とにかくあそこには近寄るな!
  巻き込まれるぞー! 』


…さながら怪獣大決戦。
あの人狼は、隊長に
任せておいてよさそうだ。


『 よし、俺達も出る。
  敵陣の手薄な横っ腹を突いて、
  モラードの所まで突っ走るぞ。』


戦士の号令で、
冒険者達は勢い良く丘を下り、
砂漠を駆ける。

その間にも、戦場には、
追い風が吹き続けているようだ。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


どこからか、凛とした声が響きわたる。


『 我が名はゴーラのジルドラーナ!
  長老ヌブロの命により、
  小勢ながら、推参つかまつった! 』


どうやら、魔幻都市ゴーラからも
援軍が到着したようだ。
戦場に歓声が上がる。


『 あの魔元帥のご息女か! 』

『 お母さん似で良かったね! 』

『 と思ったら、なんか変身して
  お父さんそっくりになったぞ! 』

『 何なの!魔法少女的なアレなの!? 』


…デスディオの方角からも、
小規模だが、大魔王城の兵達が
駆けつけて来てくれたようだ。

兵士達の鬨の声に混じり、
真っ黒な毛並みの
グーシオンが勢い良く吠える。


更に…近くにいた
ドワーフ系のツンツン緑頭の魔族が、
手にした常闇のダガーをペロリと舐めながら
のたまうのが聞こえてきた。

『 なかなかの大物が
  出揃ったじゃねえか…
 
  まぁこの漆黒の匪族、
  ギャレス様程では無いがな! 』


( こいつ誰だ )

( 誰だっけ… )

( だ、誰だろう )


と、とにかく…
…勇者や盟友、そして魔王達の紡ぐ
【 縁 】が今。

大いなる魔に抗う力となって、
ここジャリムバハに集結しつつあるのだ。


彼らの為にも、この戦、
負けるわけにはいかない。

仲間たちと顔を見合わせ、おれ達は
この戦いに決着を付けるべく、
砂漠をひた走るのだった。


~~つづく~~
いいね! 18 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる