目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ザラターンの冒険日誌

2021-12-29 22:59:18.0 2021-12-30 22:03:24.0テーマ:その他

知られざる聖戦⑫(Ver5範囲までのネタバレ注意)

激闘ジャリムバハ。


峠を下り砂漠を行く冒険者達は、
敵中枢を叩かんと、敵陣東側、
比較的守りが手薄な箇所から
強襲を仕掛けていた。


『 どっけぇえッ! 』


女戦士が勢い良く戦斧を振り下ろすと、
地を走る衝撃波が魔物の群を襲った。
まるで蜘蛛の子を散らすように
魔物達が吹き飛び、衝撃波の通った場所に
道が開けてゆく。


『 きいえぃァアッ! 』


「一喝」を叩き込み、
武闘家が開けた道を固定する。


『 消えろ…! 』


更に道の先端に魔剣士が駆け込み、
凝縮した闇の力を炸裂させ、
その先に新たな道を創った。


『 長くは道を保てん!行け! 』
『 ここの始末はまかせな! 』


…幾人かがその場に残り、
残りはまた同じように
道を切り開きつつ、
ひたすらに駆けて行く!



いつしか戦場には…


場違いな竪琴の音色と、
澄んだ歌声が響き始めていた。

きっと旅芸人の誰かが
「癒しのメロディ」を
奏でているのだろう。



__神より与えられた この広い世界で
  我らは 姿の異なる仲間たちと
  チカラを合わせ 支え合い
  共に暮らしてゆくと 誓った __



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


__勇の民 人間
  彼らは危機に直面したとき、
  決して挫けずに立ち向かう
  勇ましさを秘めていた__


__炎の民 オーガ
  強き者を尊んだ彼らは
  弱き者や仲間の為に
  命をかけて 戦った__


__風の民 エルフ
  伝統と格式を重んじる彼らは
  世界の理を深く学び、多くの優れた
  呪文の使い手を世に送り出した__



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



__水の民 ウェディ
  束縛を嫌い 歌と恋とを大切にする
  彼らは 愛する者を守る時にだけ
  本気を出して戦った__


__地の民 ドワーフ
  高い技術と強い欲望をもつ彼らは
  幾つもの 高度な文明を築き上げた__


__花の民 プクリポ
  戦いより 物を作り出すことより
  彼らは 楽しさを生み出すことに
  情熱を傾けた__



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


__空の民 竜族
  遙か彼方より 世界を見守る彼らは
  地上で争いが起こると飛来し
  その大いなる チカラで
  瞬く間に 平穏をもたらした__


『 ららー♪
  魔族も色々がんばった~♪ 』


『 おい…魔族パート
  ぞんざいすぎだろう! 』


…魔族達からのツッコミに、
旅芸人は屈託なく笑う。


『 あっははゴメンね!
  魔族の部分は、まだ無いんだ。
  きっと次までに作っておくよ。 』


…それぞれの戦い。

足跡の座標まで、後僅か。

最前線を走る味方の数も、
随分と少なくなってきた。

おれも先頭集団のしんがりで、
後方からの矢弾を防いでいたが…
そろそろこの場に残り、
味方に後を託して
追撃を防ぐ役目を買って出るべきか。


そう思って立ち止まり、
後方の魔物の群れに向き直ると…


魔物達とおれの間に、
どこからか、馬に乗った騎士が
颯爽と割り込んできた。


『 ふむゥン…もっと早く
  助勢に来たかったのだが…
  生憎、道が混んでいてね。 』


あの背中は…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 デッドリー男爵! 』

『 息災そうで何よりだ、
  ザラターン君 』


彼「しにがみきぞく・強」である
デッドリー男爵は、
魔界で得た我が友であり、
そして騎士の戦技における
師の一人でもある人だ。


『 そちらこそ、
  お元気…そうで…? 』

『 はっはっは!
  生きてはいないが
  元気と言えば元気だ! 』

 
なに、もう100年もすれば
成仏できるだろう、と
彼は顎をカタカタ鳴らして笑う。
おそらく、おれの方が先に成仏する。


『 ありがとう。
  我々を…魔界を…
  助けに来てくれたのだろう?

  今の私に、
  何も報いることはできないが… 』


『 その言葉だけで報われますよ 』


『 せめて、
  この場だけでも引き受けよう。 
  なに、進む君らには
  敵の一矢すら
  届かさせはしないさ。 』


彼の心強い一言に促され、
おれはきびすを返して
先へと進む事にした。


『 さあ、急ぎたまえ!
  生きる意志をその身に纏い、
  君はこの先へと駆けるのだ。 』


『 ありがとう男爵!
  貴方もどうか、お気を付けて! 』


紡いだ「縁」。
それはきっと、
勇者や魔王達のモノだけじゃない。

ここに居る一人一人の縁が
多様に絡み合ってこの場所に集い、
戦場の流れを変えてゆくのだろう。


振り返らず、駆ける。


~~つづく~~
いいね! 19 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる