目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

ザラターンの冒険日誌

2021-12-31 16:17:48.0 2022-01-09 15:53:04.0テーマ:その他

知られざる聖戦⑬(Ver5範囲までのネタバレ注意)

敵群を抜け、
おれはついに敵本陣へ駆けつけた。
どうやら決戦には間に合ったようだ。

敵将モラードと対峙するは、
6名の冒険者達。すなわち…


オーガの壮年戦士。
エルフ系魔族の魔法使い。
ドワーフの道具使い。
ウェディの女性魔法戦士。
人間の賢者。
そしておれ、オーガのパラディンだ。


『 本当に…それもこうも早く
  此処に辿り着く者が居るとは。

  しかも大半がアストルティアの
  住民だとはな… 』


モラードは、心底感心したように呟いた。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 私の思惑通りなら、
  ルクスガルンの門は今頃
  閉じられている筈だが… 』

言葉から察するに
やはり盾島を襲った魔物達は
奴の差し金。
狙いは大方アストルティアを牽制し、
魔界への進軍を防ぐ事だったのだろう。


『 ああ、手前ェの計略通り
  門は閉じられたさ。
  だがな…
  中には俺達のような、
  物好きも居るんだよ。 』


『 折角の‘’楽園‘’を抜け出て
  地獄巡りとは…全く以て
  ご足労と言う他ないな。 』


吐き捨てる戦士に、
理解不能と言わんばかりに
首を傾げるモラード。


『 だが、こうして地獄の鬼を
  追いつめられた。
  悪ィ決断じゃあなかったさ。 』


戦士はニヤリと笑った。

追いつめられた…?と、
モラードも不気味に微笑む。


『 私は踊る相手を捜していただけ。
  君ら如き凡俗では、
  余暇を潰す程度にしかならないさ。
  
  ああそうだ、周りの魔物達には
  手出し無用と命令しておこう。
  せいぜい楽しませてくれたまえ。』
   

絶対の自信があるのだろう。
奴は額に手を当て、声を出して笑った。


『 そりゃありがてぇ、
  後で後悔すんなよ。
  …やるぜお前等! 』


6名一同、戦士の言葉に応じ、
勢い良く武器を構える。

奴は鼻で笑った後、
大仰に名乗りを上げはじめた。


『 我と盟約を交わせし
  大いなる闇の根元よ!
  我が戦、御照覧あれ…
  
  纏めてかかって来るがいい!
  我が名は魔人モラード!
  次なる神話に、
  その名を刻む者なりッ! 』



☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


それが開戦の合図となった。


さて、この手の輩を倒すには…

奴がこちらを侮っている内に
パーティの総力を以て速攻を仕掛け、
本気を出して来る前に叩き潰す他無い。


仲間達と目でコンタクトを取り、
駆け出す!

だが…
我々はすぐに、その考えは浅はかだったと
思い知る事になる。

集った冒険者達の中で最強の戦士である
壮年オーガの渾身の一撃を、
モラードが片手で…それも素手で
受け止めてみせたのだ。

(怯むな、胴がガラ空きだ!)
己を叱咤し、おれは全力で
胴薙ぎの剣閃を繰り出す!
防御は…されていない!

本来ならこれが、
致命の一撃となる筈だが…
何故か奴の胴を斬り裂く事ができない。

いや、正確には…
奴の身体に刃が触れる直前、
『得体の知れない何か』に阻まれて、
剣閃の勢いが殺された…
と言うべきだろうか。


奴は攻撃を見届けると
不気味な笑みを浮かべ…
空いた手でおもむろに掌底を放ってきた。


特別な闘気や魔法力は感じないが…
それでも戦士とおれは、その一撃で
数メートル吹き飛ばされ、
背中から砂に打ち付けられる!

『 くたばれモラード! 』

入れ替わりに
すかさず魔族の魔法使いが
火炎呪文を打ち込むが…


『 フン…
  下等魔族が。身の程を知れ。 』


…それすらも、奴の腕の一薙ぎで
打ち消されてしまう。
味方に動揺が走った。

奴の防御力、そして膂力は、
ヒトのそれではないというのか。
いや、あの剣閃を止めた力は…
物理的なモノでは無い…?


『 そろそろ理解できたかな?
  この身が既に、歴代の大魔王に
  匹敵するという事を。 』


モラードは上機嫌で、高らかに語る。


『 君達が如何なる使い手であろうとも…
  我が【 闇の衣 】を
  打ち破る事あたわぬ。
  
  それが光、闇…いずれの神気纏わぬ
  人の子の限界と知るがいい! 』


『 闇の衣だと…ッ!? 』


『 さあ、今度はこちらからいくぞ。
  私を失望させてくれるなよ。 』


モラードが何かを念ずると、奴の頭上に
無数の闇色の光球が浮かび上がった。

奴が片手を突き出すと、
光球がまるで流星雨のように
こちら側に降り注いで来る。


『 やべえ!一人で受けるな!寄れ! 』


戦士の号令で、急いで味方は固まるが…


『 うわああッ! 』


降り注ぐ光球の想像以上の威力に、
味方全員が地に伏せる事になった。


~~つづく~~
いいね! 16 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる