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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2022-01-01 11:09:45.0 2022-01-01 14:21:36.0テーマ:その他

知られざる聖戦⑭(Ver5範囲までのネタバレ注意)

回復呪文の光が、パーティを包む。

どうやら、予め張られていた
賢者の慈雨のお陰で、
我々は命を繋いでいたようだ。


『 おやおや、
  やりすぎてしまったかな? 』


モラードの笑い声を聞きながら、
皆が起きあがる。

(どう思う?)

戦士が、小さな声で皆に語りかけた。

( 闇の衣は、纏った者の
  攻防の能力一切を飛躍的に高める、
  最高位の闇の奥義と言われています。
  その力は絶大ですが…
  決して絶対ではない。つまり… )

( 後は分かるだろ。 )

賢者が見解を述べるが、
魔族の魔法使いがそれを途中で遮った。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


( あのゼクレスの…
  魔族の面汚しは、僕がやる。 )

( 良く言った。任せるぞ。 )

( じゃあ私たちは… )

( コイツのサポートと
  ‘’下ごしらえ‘’…だな! )

『 相談は…終わったかな? 』

暇を持て余したか、
モラードが火球を投げつけてくる。 

『 メラガイアーだ!散れっ! 』

味方は素早く散開し、
それまで我々が居た場所に
巨大な火柱が立ち上った。

始めから真面目に当てる
気はなかったのか、
かわされて尚、奴は高笑いしている。


『 いくぞ…反撃だ! 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


雄叫びを上げ、戦士が斬り掛かる。
おれは‘’鉄壁の進軍‘’の構えを取り、
それに続いた。

戦士が怒濤の連撃を仕掛ける中、
おれはモラードの隙を見計らって、
大きく跳躍した。

『 アルテマ…ソードッ! 』

剣に全霊を込める。
これが今のおれにできる、最大の一撃だ。

モラードは鼻を鳴らしながら、
それを事も無げに片手で受け止める。

しかし。奴の掌に赤い筋が入るのを、
おれは見逃さなかった。

顔が明るくなるおれを見て、
奴は尚、不気味に微笑む。

『 嬉しいか…?
  私に傷を付けられたのが。
  …‘’リべホイム‘’。 』

( こいつ…!
  治癒促進呪文を唱えやがった! )

『 ははは…早く攻撃を続けないと
  瞬く間に傷が塞がってしまうぞ? 』

『 にゃろう…ッ! 』


…なんて嫌な奴だ。
だが…これで‘’立証‘’できた。
斬り結びながら一瞬振り向き、
仲間達に目で合図を送る。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


賢者が回復のフォローをする中、
道具使いがブーメランを飛ばし、
魔法戦士が、立て続けに矢を射る!

『 蚊が刺す程でも無い! 』

奴はブーメランを手で弾き飛ばし、
矢はそのまま無視する。
構わない。今は攻撃を続けるんだ。


…モラードと戦っていて、
1つ解ってきた事がある。それは…

研究の成果なのか、奴は腕力や防御力、
そして魔力こそ絶大だが…

元々が魔法使いタイプだからか、
どうやら、反射神経や格闘センスは
生来のまま、らしい。

故に、接近戦での格闘術に、
あまり凄みが感じられない。

ダメージこそ通らないが、急所となる位置に
こちらの攻撃は幾度も入っている。

まあ闇の衣だけで
十分驚異ではあるのだが…
それでもきっと『大魔王』には、
奴は成りきれていないのだ。


もし勇者がこの場に居れば、
事も無げに奴の闇の衣を剥がし、
一刀の元に
斬り伏せてしまうのではないか。


一瞬そんな想像に駆られるが…
おれはハッとなって、
その考えを打ち消した。


『勇者ならやれる』。

『勇者がいれば』。


…アストルティアを守ってきた
歴代の勇者や、その盟友達の多くは、
悲劇的な最期を迎えたのだという。


彼らも悩み、迷いながら己の道を往く、
我々と同じ人間。


…おれ達一般人が
もっとしっかりしていれば…
彼らを、同じ人間だと認識していれば…

そんな悲劇は、もしかしたら
減らせていたのかも知れない。


『人の子の限界』…『闇の衣』?
人と神との違いとは、そんなものか?

それは本当に、
只の人には越えられないモノなのか?

勇者という生け贄を捧げなければ、
打ち破れない壁なのか?


…否。断じて否!


上等だ。おれ達が見せてやる。
一般ピープルの意地ってヤツを。

斬り結びながら、
おれはモラードを睨みつけた。


~~つづく~~
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