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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2022-01-01 21:15:28.0 2022-01-01 21:44:04.0テーマ:その他

知られざる聖戦⑯(Ver5範囲までのネタバレ注意)

モラードが再度片手を突き出すと、
6発の光球が、おれをめがけ、
黒い流星となって襲いかかる。
まともに食らえば、命は無い!

緊張する身体に、檄を飛ばす!
動け身体!足掻けおれッ!
こんな所で終われるかッ!


『 っつぉおりゃぁあァッ!! 』


一つ、二つ、光球を剣で弾く!
三つ、四つッ!盾で受け止めるッ!!
五つ!六つは…歯を食いしばって…ッ!


『 た、耐えるッ!つぅぉおおォッ! 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


凄まじい衝撃と痛みで
膝から崩れ落ちるも、
辛うじて意識は保たれている。
こ、堪えたぞ…!


モラードは感心したように
ほう、と唸るが…
すぐまた次の瞬間には、三度…
六発の光球が、上空に浮かび上がった。


『 いつまで耐えられるかな? 』


えっ!アレ…!
そんなすぐ連発できるの!?
ヤバい、次撃たれたら、
もう為す術がないッ!

…痛みで動けず、
半泣きで鼻水を垂らすおれを
満足そうに見下すと、
モラードはとどめと言わんばかりに
腕を突き出…そうとして、
何かに気がついて、取りやめたようだ。

見ると、壮年の戦士が、
奴の足下に「災禍の陣」を仕掛けていた。
同時に、杖へと持ち変えた魔法戦士が、
「霊脈魔法陣」を発動させる。


…これは「おれ達の作戦」の、
全ての準備が整ったというサイン…!

だが…流石に勘付かれる!
恐らく、おれを助けるために
皆が一か八かで作戦を強行したのだろう。


小賢しい!と、モラードが
屈んでいる戦士を蹴り上げる!

『 グホッ! 』

戦士の身体はまるでボールのように
上空へ打ち上げられ、
そして地に叩きつけられた。

その後、流石に危険を感じたのか、
モラードは陣から抜けようと後ずさる。


『 愚かな!
  こんな見え透いた罠に
  私が引っかかるとでm… 』


そこまで喋ったところでモラードは、
不意におれの視界から消えた。
何だ、呪文でどこかに転移したのか?

と一瞬思ったが、
そうではなかったようだ。

奴は…「すっころんだ」のだ。
黄色い何かに、足を滑らせて。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


一体いつから紛れ込んでいたのか…

奴の枕元に、
名も知らぬプクリポが立っていた。

何やら口をモグモグ動かしながら、
プクリポは、にっこりと微笑む。


モラードは、呆然と口をパクパクさせた。

『 ば…ばっ…! 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆



『 バナナァァァァッッ!!? 』


…ジャリムバハの地に、
今日一番の、情けない悲鳴が轟いた。


『 皆、準備ご苦労だ。
  こっちも今、完成した。 』


魔族の魔法使いがニヤリと笑う。


…モラードは気付いていただろうか。

戦士とおれの白兵戦が、
奴の注意を引く為の
時間稼ぎだったという事に。

魔法戦士と道具使いの弾幕の中に、
フォースブレイクとレボルスライサーが
混ざっていた事に。

皆の影で、魔法使いが只ひたすらに…
「愛のマカロン」を頬張っていた事に。


…幾重にも重ねられた魔法陣の上から、
魔族の魔法使いが、
モラードに呼びかけた。


『 モラード、
  仮にも大魔王の名を語るなら… 
  アンタに足りないモノが、
  少なくとも、二つある。
  それは…

  ‘’他者を魅了する美学‘’と… 』


意を得たり、と、
冒険者達は口を揃えた。



  『『『 転びGの靴なッ!! 』』』



『 お、お、おのれェェェッ! 』


災禍、ガジェット、レボル、FB
霊脈、暴走、超覚醒…

それら全ての点を、
線で結びゆく魔法の言葉は…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 SHT…
  メ・ラ・ガ・イ・アァァーーッ!! 』


…そう、闇の衣の防御力は、
決して絶対じゃない。
おれ達には、衣自体を
撃ち破る事こそできないが…

…それならば、
衣の上から奴を倒せる程の超火力で
攻撃すればいい。


それが、おれ達の作戦。
要するに…


    【 ごり押し 】である。


…勇者にさえ出せない程の火力を、
おれ達なら、出せるのだ。

何故ならば、おれ達は…

    …パーティを組んでいるから。



『 おお…!し、信じられぬーッ! 』



モラードが、炎の中に消えてゆく…


全員、満身創痍だが…

でもおれ達は、
どうにか奴に勝利したのであった。


~~つづく~~
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