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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

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ザラターンの冒険日誌

2022-01-02 17:09:54.0 2022-01-02 19:12:17.0テーマ:その他

知られざる聖戦⑰(Ver5範囲までのネタバレ注意)

ここは混沌の都、ファラザードの外門。

アストルティアから来た冒険者達は今、
この場所に集合していた。

開戦から数えて、
もう3日目の朝になるだろうか。
濃い魔瘴に空が阻まれて解りにくいが、
日は次第に高く昇りつつあり…
砂漠は強い熱気を帯びてきていた。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


あの最後の戦いの後…


敵将モラードが倒れ、
統制を失った魔物達により、
戦場は一時、大混乱に陥った。
だが結果としては…

ほとんどの魔物達は
魔界の方々に逃げ出してゆき…

その場に残り、戦いを挑んで来る
少数の魔物達は、集った味方の軍勢により、
僅か数刻のうちに討伐される事となる。

味方の誰もが満身創痍だが…
互いが互いを、
良く守って戦ったお陰だろうか。
犠牲者は驚く程、少なかった。

故に…
ジャリムバハの戦い、
ファラザード防衛戦は事実上、
我々の大勝利に終わったと言える。


共通の敵がいたとは言えど…

ファラザード、ゼクレス、
バルディスタ…バラバラだった
魔界各国の人間と…

彼らと不倶戴天の関係にあった、
我々アストルティアの人間が。

共に手を取り戦い、勝利し…、
互いを称えて肩を叩き、
そして笑い合った今日、この日の光景を…

おれはきっと、
生涯忘れることは無いだろう。


『 聖戦、か… 』


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 よっしゃ!俺らにやれる事ァ
  やりきったな!
  後は、あいつ等が…根性見せて
  ジャゴヌバの野郎をぶっとばして
  帰ってくるのを待とうや。 』


勝利の歓声に戦場が包まれる中で、
ベルトロが意気揚々と笑う。


『 私達がこれだけ頑張ったんだから…
  勝って帰ってこなかったら
  アイツら…火あぶりにするわ! 』


リンべリィが、腕を組んでそっぽを向く。
憎まれ口を叩いたりはしているが…
彼女らは…大魔王達の勝利を、
微塵も疑ってはいないのだろう。


『 じゃ、私帰るから!
  まったく、こんな埃っぽい場所 
  もうウンザリよ! 』


それだけ言うと彼女は、
赤い魔石を閃かせて、
どこかへと消えて行った。


『 おっと。
  慌ただしくてすまねェが、
  こっちも一回、本国に戻るわ。
  今、向こうガラ空きだし…
  治安が良いとも言えないんでね。 

  助太刀、ありがとうな!
  今度バルディスタに寄った時には
  皆でパァッとやろうや。
  絶対、仕事抜け出して来るからよ! 』


ベルトロも、我々にそう笑いかけてから、
誰かからあの赤い魔石を借り、転移する。

集った魔界各国の軍も、
撤収の準備に取りかかっているようだ。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 さて…俺達はこれから
  どうするかな。 』


壮年の戦士が呟くと、近くにいた
ファラザードの兵士達や商人達が
声をかけて来た。

『 おうアンタら、
  行く宛が決まってないなら、
  ファラザードで休んでいきなよ!
  こんな時だが、英雄達を
  もてなす事くらいはできるぜ! 』

『 そうそう、そうしなされ。
  結構な怪我人もおるじゃろう! 』

『 トカゲの串焼きも、たんとあるぞ! 』

『 オマエ等なら大歓迎だどっ! 』


冒険者達から、たちまち
わっ!と歓声が上がる。


『 ありがてー、ちっとは
  休まないと、死んじまうよ! 』
『 英雄だなんて…そんなぁ…うふ☆ 』
『 でもトカゲの串焼きはなあ… 』
『 アレって、魔瘴の巫女の
  お墨付きグルメらしいよ 』
『 マジでーーッ!? 』


壮年の戦士は、まるで
保護者のような呆れ顔で肩をすくめた後、
「ありがたい、世話になる」と、答えた。

…正直、おれも
立っているだけで辛いほど
体力を消耗していたので、
彼らの申し出はとてもありがたい。

今後、世界がどうなるかは解らないが…
ひとまずは、身体を休めなければ。


仲間達のいつもの喧騒に
心地よく身を委ねながら、
おれは行列の後ろの方で、
ゆっくりと歩き出した。



…その時だった。


すぐ背後で、爆発が起こる。


慌てて振り返ると、
おれより後ろを歩いていた
数人の冒険者達が、倒れていた。



『 …えっ? 』



~~つづく~~
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