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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ザラターンの冒険日誌

2024-04-27 21:18:15.0 2024-04-28 10:30:49.0テーマ:その他

天星(9)(ver6範囲までのネタバレ注意)

戦いは続く。

一時はヒト型のジア・クトに
苦戦していた我々だったが、
そこは こんな空の上まで好んでやって来るような
歴戦の冒険者達。この未知の脅威に各々、
驚くべき早さで順応し始めていた。

剣を振るいながら周りを見れば、
なんだか意外な職業の者達が活躍してたりも…


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 ウェヒヒヒ!ウェヒーッ!!
  “ひゃくれつなめ“ェェェッ!!

『 あらん、ジア・クトのお兄さん(?)
  イイオトコ!
  あちきとパフパフしなぁ~い?(はぁと

『 や、やめろ…!
  り、理解不能…下等種族の戦術は
  理解不能で不快だ!
  ち、近寄るな おぞましい!!


困惑して後ずさるヒト型のジア・クトに、
ピエロスタイルのプクリポが飛び掛かり、
この春流行の、苺柄のブラウスに身を包んだ
精悍なオーガの男…いやオネエサマが にじり寄る。
そう、彼らは遊び人。
彼らの奇抜なスタイルは、どうやらジア・クト達の
理解の範疇を超えていたらしい。


『 よ、寄るなァァァーッ!!!

『 今です!隙ができましたよぉぉぉ!!

『 きゃっ♪やるわよ!


…プクリポの号令に、オネエがブラウスの背中から
戦鎚を取り出して、眼を光らせた。


『 やってやんぞ!
  やってやんぞドルァァァッ!
 “ドラムクラッシュ“!
  ドラムクラッシュ!ドラム!ドラムッ!
 “デビルクラーーッシュ“ッッ!!!

『 ぎ、ぎぃぃやあァァッ!!


そして立ち込める土煙の中から、
ジア・クトの哀れな断末魔だけが
聞こえてくるのだった…


『 文明のっ!
  アストルティア文明の勝利ですよぉぉぉっ!

『 やったわ!あちき達やったわっ!!


勝ち誇る遊び人達。


『 …ほ、誇っていいのかな…?

『 頼もしいですが、ダメです。


癒しの慈雨を降らせながら苦笑する賢者の目を、
優雅な佇まいの魔法戦士が
後ろから指でそっと隠した。


…さて、意外と言えば、もう一つ。


『 どこだ!不快だッ!!
  不快な音波攻撃をする者がいる!


頭部を押さえながら、ジア・クトが唸る。


『 はー!?音波攻撃ーッ!?


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 し、失礼なーーッ!!


物陰から、詩と竪琴で
味方を支援していたエスタータが、
思わず憤慨して飛び出して来た。

ジア・クト全体に該当するのかは不明だが、
どうやら我々の好む音楽が、
奴らにしてみれば苦痛らしい。

我々で例えるなら、ガラスを『てつのツメ』で
引っ掻く音を聞かされるようなモノだろうか。


『 うはは!いいじゃないか。
  味方は強化して、敵は弱らせる!
  最高のサポートだなw

『 ぷ、くくく…
  その調子で頼むぜ、
  『音波攻撃』…ww


近くに居たツキモリと、二人笑う。
吟遊詩人は当然、口を尖らせるのだった。


『 げ、解せぬーーッ!!


…そんなこんなで、おれ達はジア・クト相手に、
善戦に善戦を重ねていったのである。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


次元の壁を破る、星の海からの侵略者。
数多の世界を蹂躙してきた絶対強者、
ジア・クト念晶体。


皮肉にも、異界滅神ジャゴヌバ…
『ジア・グオヌヴァ』の勢力と、
神代より連綿と戦い続けてきた
このアストルティアの争いの歴史が。

…我々人類に、奴らに抗するだけの
力を身につけさせたのかもしれない。


( それこそ、それを
  誇って良いのかは分からないけど、な。


とにかく我々はもう、
祖先達が遠い、遠い故郷を離れた時の様に…
ただ逃げる事しかできかった
『奴らの狩りの獲物』じゃあない。


( 勝てる…
  おれ達は…ジア・クトに勝つ!!


試練場を襲ったジア・クトの約半数を撃破し、
誰もがそう確信し始めた頃。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 認めよう。侮っていた、我々は。
  お前達の…戦力を。
  そして讃えよう。
  お前達の…善戦を。


満身創痍のヒト型ジア・クトの一体が、
ゆっくりと語りはじめた。


『 だったらどうする。
  命乞いでもしてみるかい、
  『上等種族』さんよ。


銃口をジア・クトへ向け、
ゲンが皮肉たっぷりに笑う。
だがジア・クトもまた、悔しそうに笑った。


『 だが…悔やむがいい。
  そのなまじの善戦を。
  『目立ちすぎた』のだ、お前達は。


『 どういう…意味だ?


不穏な空気に、どよめく戦場。

ジア・クトは、自身の腕にはめている
腕輪の様な物を不気味な笑みで見つめながら
言葉を続けた。


『 あの方が…定められた。
  この座標を。
  ご自身の…狩猟場に。


~つづく~
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