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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 136

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ザラターンの冒険日誌

2025-06-15 11:29:13.0 2025-06-16 21:37:04.0テーマ:その他

ストレンジャーズ(8)(※ver7.1までのネタバレ注意)

引き続き、タービア草原をゆく。
都市を囲う堅牢な城壁らしき物が見えてきたのは、
日も傾きかけてきた頃だった。


『 はー、やぁっと着いたー!
  アマラーク王国っ!!

『 ひとまずみんな、お疲れ様だ。

『 でけェ城壁だな…
  魔界の都市にも負けてねェ。

『 宿屋もあるよね、きっと。
  久々にベッドで寝られるー!


そう言ってエスタータが、
城壁を見上げて大きく伸びをする。

見えてきた小さな旅の終わりに、
緊張が解けてゆく一行。

だが…その中でクーだけが、静かに腕を組んで
何かを考え込んでいるようだった。


『 クー、どうかしたか?

『 宿屋……大きな宿屋。
  あったかも……しれない。


『『『 えっ!!? 』』』


『 オレ…オレは…
  この景色を…知ってる…?


クーがもたらした、突然の、
しかし紛れもない朗報に。

一同、数秒目を丸くしたあと、
ようやく事情に理解が追いついてきて
沸き立ってくる。


『 まさか…
  記憶が戻りはじめてるのか!?

『 すごい、すごいよ!
  やっぱクーは
  ゼニアスの人だったんだっ!

『 そう…なのかな…?
  痛っ…頭が…

『 おっと…!
  あんまり無理するな。

『 ゆっくり!
  ゆっくり思い出してこ。

『 う、うん、ありがとう…


…クーがこの国と無関係じゃないなら。
記憶が戻るかは また別にしても、
街で聞き込みをすれば
彼について何か掴めるかもしれない。


( いやはや、最初は
  雲をつかむような状況だと思っていたが…
  意外と希望ってヤツぁ見えて来るもんだな!

『 よぉーし!じゃ、あらためまして。
  張り切って参りましょう、
  アマラーク王国っ♪

『 おし行くか!


足取り軽やかに。
再び歩き出す おれ達。

しかしー…
城壁が幾分近付いてきた頃…


『 待て。
  なんか…『風』がおかしい。


ツキモリが背中の羽根をふるわせながら、
城壁を指差して警戒の声を上げた。

それを受けて、耳の良いエスタータが
耳ヒレをピンと立てる。


『 えっ…待って!
  これ…『戦いの音』!?

『 なんだって!?


一同頷き合い、
城門に向かって駆け出したのだった。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


無人の城門をくぐって市街地へ向かうと、
そこでは既に、兵士も民間も巻き込んで
大規模な戦闘が行われているようだった。


『 おい、作戦決行まで、まだ少し
  日があったはずだろ!?

『 状況はわからんが…
  『敵』の襲撃が、
  予想より早かったのかもしれん!


ツキモリの問いに走りながら答えつつ、
剣を抜き放つ。


『 物理的に街門が
  破られた形跡は無かった。
  って事は…
  『襲撃者』自体は情報通り…!


走る一同の前に突然、魔瘴に似た
濃い紫の霧が立ち込めたと思うと…

その霧は瞬く間に収束してゆき、
生き物らしき姿を形取る。


『 気をつけろ、コイツが多分…!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 
  【フーラズーラ】ってヤツだッ!!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


フーラズーラ…現れた『それ』は、
実に形容しがたい、禍々しい姿をしていた。

目が3つ。本体に1つと、本体から左右に突き出た
触腕のようなモノに1つずつ。

フサフサの毛玉のようなその身体は、
しかしゴーストのような、精霊のような
実体があるのか無いのかよく分からないような
質感をしている。


『 う、うわ、なんだコイツ…!

『 ひえっ!


クーとエスタータが、
顔をひきつらせて たじろぐ。

仲間達より数歩前に出て、
おれは相手を威圧しながら
武具をを構え直した。


…情報によれば、
ヤツらは物理的に長距離な移動をして来ず、
今のように突然、
『湧いて出て来る』らしい。


( つまり…堅牢な城壁は無意味。
  いや、こんな状況じゃかえって…

  住民達にとっちゃ、退路が著しく限られた
  『鳥カゴ』も同然だ…!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


そうこうしている間にもう一体、
新手が おれ達を獲物と定めて
近寄って来る。

状況を知る為にも、
まずはコイツらを何とかしなきゃ
ならないようだ。


『 くそ、やるしかないか!



~つづく~
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