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元騎士

ザラターン

[ザラターン]

キャラID
: ER367-139
種 族
: オーガ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 136

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
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ザラターンの冒険日誌

2025-08-16 21:30:14.0 2025-08-16 21:43:22.0テーマ:その他

ストレンジャーズ(15)(※ver7.1までのネタバレ注意)

騒乱の最中、
大人達と はぐれたらしき少年を保護し、
彼を少しでも安全な場所へ連れて行くべく
街中を走り回っていた おれ達だったが…


 『 いた!あそこ!
   父さん、母さんっ!!

 『 本当か!


ふと、少年が
あっと声を上げて前方を指差す。

だが、これで一件落着とはいかないらしい。
彼の顔は引き攣り、
その声は緊迫を極めていた。

少年の指差す先の広場を見れば、
彼の両親が居るのであろう集団は、
すでにフーラズーラの群れに取り囲まれ、
絶対絶命の危機に晒されていたのだ。


『 ちっ…フーラズーラの数が多すぎて
  火炎呪文じゃ埒があかねえ。
  だが こうも密集されてちゃ、
  氷結呪文じゃ民衆を巻き込んじまう…!

『 そんなあ、どうしよ!?


舌打ちするツキモリに、焦るクーとエスタータ。
悩んでいる暇はない!


『 一か八か、注意を引く!


言うが早いか、おれは広場に向かって
全力で駆け出した。


集中…!
みなぎる闘志と生きる意志が、
我が手の中で、紅蓮の戦旗となって具現する!

走りながら、おれはその旗を頭上で一回転させ、
勢いよく地に打ち立てた。


『 “ パラディン…ガード “!!


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


騎士の奥義、パラディンガードに使用する
紅蓮の戦旗には、使用者を絶対防壁で
守るだけでなく、相対者の注意、敵意を
半強制的に使用者に引き付けるという
魔力も込められている。


『 来い、おれが相手だ
  フーラズーラどもッッ!!


その魔力に期待して大声で啖呵を切るがー…


願い虚しく。
影どもは一向に、
こちらを振り返る様子を見せなかった。

薄々感じてはいたが、
どうやら奴らは、一般的な生物とは
精神構造自体が根本的に異なっているらしい。


『 畜生ッ…!!


引き続き 全力疾走するが…
恐らくこのままでは、
犠牲者が出るのは避けられないだろう。


( 何が 自分だけの戦術、だ…
  『固く身を守りながら戦う』だ…!
  手前だけが生きながらえて、
  誰も守れないんじゃ意味がない!


クーに偉そうに語った、己の言葉を思い出す。
自分の無力に苛立ち、雄叫びを上げながら、
ただひたすらに走った。


…その時だった。


『 …おまえ。


ふと、耳元で子供が囁く声が聞こえる。


『 …!?


続いて、静寂が場を支配し…
急に全ての時間が止まったような。

そんな錯覚を覚えた。

辺りを見渡せば、
己のかたわらに、見慣れない子どもが
立っていることに気付く。


☆   ☆   ☆ ☆   ☆   ☆


『 君…は…?


グレーのマントを羽織り、
獣の耳を生やした、不思議な少年。

最近、巷では獣の耳っぽいアクセが
流行っていたりするので、
彼の耳が本物かどうかは分からないがー…
まあそれは置いといて。

これだけは分かる。
彼は多分…普通の人間じゃあ、無い。


『 いま おまえが まとってる
  防御のチカラ。
  そのチカラは…拡張できる。


少年はおれの質問には答えず、
淡々と告げた。


『 なんだって…?

『 おまえは さっき、
  剣に創生のチカラをまとわせた。
  それの応用。

  創生のチカラを うまく使えば、
  敵を砕く牙だけじゃなくて…
  みんなを守る楯にもなる。

『 !!


…突如、静寂は打ち破られ、
戦場の喧騒が戻ってくる。

少年の姿は、もう
どこにも見当たらなかった。
というか、悠長に探しているヒマも無い。


( パラディンガードを…拡張…


その響きに、おれは一つだけ心当たりがあった。

それは、今まで何度試そうとしても
出来なかった、騎士の秘奥。


( 創生のチカラ…
  そういう事だったのか…


今ならできるか?
いや、出来なきゃ確実に犠牲者が出る。
…やるんだ!


全力で走りながら、
剣に気を纏わせた要領で、
紅蓮の戦旗に創生のチカラを送り込む。

果たして。
気を纏った戦旗は、黄金色に光り輝き…
巨大な『楯』へと その姿を変えたのだった。


☆   ☆   ☆ ☆    ☆    ☆


具現化した黄金の楯を天高く放り投げ、
それを追うように、強く地を蹴り跳躍。

そのまま空中でキャッチし、
落下に任せて大地に叩きつける!


( イメージしろ…!
  『絶対防壁を纏ったおれ自身』の
  …テリトリーを広げる!!


地に叩きつけられた楯は、そのまま
街の石畳に吸い込まれて消えてゆき…

その場所を中心にして
『黄金の守護方陣』が描かれ、
瞬く間に広がってゆく。


成功だ。
そう、この方陣こそが、騎士たる者の秘奥。




『 【 防塞領域 】…展開ッ!!




~つづく~
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