もうすぐ海イベント
毎年キュララナ海岸に冒険者たちがやってくるわけですが・・・
みなさんご存知ですか?
キュララナ海岸のタコメットエリアといわとびあくまエリアの中間にある
看板の事を・・・
これを読むとですね・・・
「ここより先 未調査地域のため 要件のない者の立ち入りを禁じます。 ヴェリナード調査団」とあるのです。
ウェナ諸島には様々な遺跡があり 国を挙げて調査をしています。
それゆえに一般市民には立ち入り規制の地が多いのです。
市民の移動に制限を課している代わりに島同士を移動する際の渡し守は無料という政策をとっています。
なお渡し守は立ち入り禁止区域に入る人がいないかを見守る監視員でもあると考えられます。
彼らのきている服はバトルドレスだったりするのでレベル50以上の実力はあると思われます。
この立ち入り禁止区域に立ち入ることはおそらく重罪!(一人前の冒険者の証を持っていればギリギリ逮捕は免れる)
ではこの先に暮らしているムーロンは何者なのでしょうか?
彼は立ち入り禁止区域で海開きをして店で焼きそばやかき氷を売り
未開の調査区域ゆえに何が起きるかわからないというのに冒険者たちに裸同然の守備力1の水着を着せて武器も持たせずに泳がせます。
さらにいえば近くの洞窟には凶悪な魔物ヒポポ・サードンの拠点があったりと非常に危険なエリナなのです。
名物キャラのゴウレさん、彼は海の守護神として我々を厳しく監視しているわけですがこのキュララナビーチそのものが違法なのでは!?
これはなにかあるぞ・・・
というわけでムーロンの過去を考えてみました。
――
まずムーロンはジュレットの街出身だと思われます。
理由としては 毎年大量につくられる水着は彼が制作しているのではないかと考えたからです。
ジュレットはさいほうギルドの本拠地でもあります。
ムーロンはかつてさいほうギルドに所属してあぶない水着を作っていたのではないでしょうか?
あぶない水着はレシピがないだろ!とツッコまれる方もいるかもしれませんが・・・実はあります。
それはオフライン編のきょうだいの物語で登場します。この時代は50年ぐらい前の時代のはず・・・
つまり「50年前はあぶない水着のレシピが存在し作ることができた」のです。
ムーロンの年齢はパッと見70ぐらいでしょうか?50年前は精悍な若者、さいほうがさかんな街で暮らした彼が
さいほうギルドに就職したのは何も不自然なことではない。
そして裁縫は麻の服のような駆け出しの冒険者が着るようなものから精霊王のクロークなどといった魔力の込めながら作る高度なものまであります。
我々冒険者はさいほうギルドに身を置いたら実用的な服を縫う訳ですが
一般市民用の服を作る部署も存在している可能性があります。(主な課金用の服はさいほうギルドが縫っていた!)
ムーロンはそこであぶない水着を縫う仕事をまかされました。
ムーロン…彼は愛と情熱に生きる男、まさにウェディらしいウェディ・・・
彼は水着を縫う仕事にプライドを持っていたと思われます。これは来た若者がひと夏の出会いを・・・自分はその手助けをしている!そう思っていたに違いない
しかしここで事件が起きます!
ウェナ諸島って・・・なんとなくですが・・・孤児が多くないですか?
ジュレットの街のソーミャさんとか・・・レーン村には孤児院までありますし・・・ヒューザも俺は両親を知らないって言ってたような気がします。
海に生きるのは過酷なこと 海難事故などもあるのでしょうが・・・ウェディは愛の種族・・・
つまり・・・暗い話ですが望まぬ出産により捨てられる子供も多かったのでは?
50年前のヴェリナード王国ではこのことが問題になりました。
そして当時の女王はその原因が「若者の性的興奮を煽る扇情的な水着にある!」と判断を下したのです!
犯罪が起きるのはマンガやゲームに影響されたせい!現実でもけっこう理不尽にこういうことを言われたりもします。
根拠なんてないのです。ただなんとなく目についたからあぶない水着が悪いということになったのです。
ウェナ諸島において水着を着る事、作ることは罪とされたのです。
こうしてあぶない水着のレシピは・・・この世から姿を消します。(数冊はレンダーシアなどに出荷されていたのでしょう)
さいほうギルドにも制作を中止するよう国から圧力がかかります。
そんな中で反発したのがムーロンだったのです。 (続く)