ミスター・ハン
第2章でアリーナが参加する武術大会で戦う相手
坊主頭の如何にもな武闘家といった感じの外見の敵で通常攻撃しかしてこない。
こちらが会心の一撃を出せば一撃で葬ることも可能でアリーナの実力を際立たせる。
ドラクエ史上初となる「人間」グラフィックの敵キャラでもある。(Ⅲのカンダタも人間ですがモンスターのグラフィックを流用している)
それゆえに「魔物ではなく人間を相手にしている武術大会に出てるんだ」感を引き出すのに一役買っている。
画面には「ミスター・ハン 1ひき」と表記されるのも印象深い。ミスター・ハンの視点だと「アリーナ 1ひき」だったのだろう。
Ⅹにもちらほら人間の敵キャラが登場する。図鑑で見ると討伐数はもちろん「匹」となっている。
ベロリンマン
武術大会5回戦で戦うイエティ
元々は王様が先走って姫の婚約者を決める為に開いてしまった大会ではあるのだが参加の時点で落とされなかったのが不思議でならない(笑)
この戦いの後に決勝戦が控えていたが決勝戦の相手(ピサロ)が行方をくらませたことでアリーナが優勝となる。その為、第2章のラスボスポジション
戦闘力自体はそんなに高くはないが4体に分身する。(攻撃してくるのは本体のみ)
どれが本物かは分からないので勘を頼りに殴るしかない。(外すと挑発してくる)
加えてここまでの4戦で薬草のストックが尽きていたりすると相当の苦戦を強いられる。
Ⅹでは2.2のシナリオ中にアンルシアの勇者の力を会得する試練の相手として登場する。分身で5体以上になり分身も攻撃してくるようになる。
この戦いで会得する「勇者の眼」により分身を消すことができるようになる。
とうぞくバコタ
第5章に出てくる中ボスでガーデンブルグの城にて主人公に窃盗の冤罪を被せる悪党(主人公はタンス開けたりしてるので冤罪というのも変ですが)
見た目はロンゲの吟遊詩人風の男だが戦うと「ミスター・ハン」の色違い(つまり坊主頭)というギャップのある敵キャラ(カツラだったのか・・・)
武闘家風の外見なのに呪文まで駆使してくる意外性の強い相手でもある。
ドラクエ史上で初の「肩書付き」の敵である。Ⅶまではこういう肩書を持つ敵はいなかったがⅧ以降はボス敵の一部には肩書がつくことが多くなる。
ⅩではPT募集の際に限られた文字数で人を集めるのでその際にはボス名ではなく「肩書き」で呼ぶことも多い。
これはボス名を直接言ってしまうとネタバレになる場合があるので配慮の意味もある。
また肩書きが無い敵や肩書きだと分かりづらい敵は略称やあだ名で呼ぶ場合もある
「呪術師マリーン」「魔軍師イッド」は厳密にはネタバレに該当するのだが肩書で呼ぶことは少なく
名前で呼ぶのが大半だがだがあまり誰も気にしてはいない。(まぁ1.0の敵だから許してほしい)
キングレオ
Ⅳでは物語中盤のボス敵、FC版では特に正体が何者なのかは語られていないが当時の書籍などではキングレオ城の王子が
進化の秘法に魅入られて魔族に加担したという設定で語られておりリメイク版ではその設定を基準にキャラ付けされている。
革命を起こしキングレオ王を殺害(リメイク版では監禁)しバルザックを表向きの王に据えて自らは裏で君臨していた。
2度戦うことになり4章ではバルザックを倒したマーニャとミネアの前に姿を現し圧倒的な力で全滅へ追いやる。(ドラクエ史上初の負けバトルである。)
5章にて導かれし者の一人ライアンと合流した勇者達と対峙し打ち倒される。
この敵を倒すと導かれし者たちが全員集合しフィールド曲が変わるのが感慨深い。
Ⅹでは魔法の迷宮のボスモンスターやすごろくボスとして登場する。