今回の日誌はドラクエとは全く関係ない話題で恐縮ですが・・・
皆さんはドラクエが好きだと思うのでファンタジー作品も好むと思います。そんな皆さんに個人的に知ってもらいたい漫画がありまして
それが『マテリアル・パズル 神無き世界の魔法使い』(作者:土塚理弘)
かつて月刊少年ガンガンで連載されていた魔法使い達によるファンタジー作品でしてこれから最終章に入るぞというところで長期休載してしまった作品です。
ハンターハンターや冒険王ビィトみたいな人気漫画は何年休んでも復活できますがこの作品はそこまで売れてる作品でもないのでこのまま自然消滅しそうとファンですら再開を諦めていたのですが、なんと講談社のモーニングtwoの方で連載が再開しついに約10年ぶりの最新刊が発売!
しかも3か月連続で刊行!1巻の帯は鋼の錬金術師で知られる荒川弘先生から推薦文が!(テンションあがってきたぜ――――!
この完全復活を前にファンを増やして応援しようと思ったわけです。
目指せ完結!目指せアニメ化!
なので本屋で見かけたらこれプックスが薦めてたやつだなとレジに向かいましょう。
Q:どういう作品?
A:ジャンルはいわゆる能力バトルもの
100年ほど前に不老不死の身体となった3人(ティトォ・アクア・プリセラ)が主人公です。
その3人の不老不死の力の源を狙う「女神の三十指」という組織との戦いが繰り広げられます。
作中の多くのキャラが魔法≪マテリアル・パズル≫という独自の能力を持っていてこれらを駆使して戦います。
大雑把には「○○を△△に変える力」と思ってもらえればいいです。
作品は章仕立てになっていてこれまで序章・1章・2章・3章、外伝となる0章まで発表されています。
神無き~は4章(最終章)に該当し実質23巻となります。
しかし神無き~は改めての新連載なのでひとまず主人公たちが本編より60年前の魔法の修行時代の話でキャラ紹介も兼ねたエピソードとなっているので新規読者もここから読んで問題無しになっています。
旧シリーズからの読者はある程度の展開は予想できるのですが「ここでこの設定がでてくるのか!」「これがああなるわけね」となお楽しめるようになっているのでより楽しむためには旧シリーズの方にも目を通してもらいたいです。
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Q:どういう人にオススメ?
A:丁寧に練られたストーリーとキャラクター、独特のギャグセンス、少年漫画らしい熱血要素!これらを絶妙なバランスで組み込まれた作品です。
画力は荒削りですがハマれば気にもなりません。
ドラゴンボール、ハンターハンター、ジョジョの奇妙な冒険、キン肉マン、この辺りの作品が好きな人には特に波長が合うと思います。
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Q:作者の土塚理弘って何者?
A:読みは「とつかまさひろ」 自身で執筆の他にも漫画原作者としての活動もしています。 好きなドラクエはⅤ(日誌に気持ち分のドラクエ要素補充)
自画像は「ねこ」 今年でデビュー20年目
プックスはこの作者の読切デビュー時からの熱烈ファンなのです。
筆の速さに定評があり複数の連載を同時進行できる生産性の高さがウリで
描くジャンルもギャグ・ファンタジー・スポーツ・ラブコメと何でもありです。
主な連載作品
「清村くんと杉小路くんと」
「BAMBOO BLADE」
「まんなかのりっくん」
現在はMASTERグレープとマテリアル・パズルの二本を連載しています。
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Q:旧シリーズが読みたい場合は?
A:旧シリーズは紙媒体は全て絶版(ガンガンコミックス)しているので中古屋やアマゾンなどで探す。
新装版として講談社から電子書籍版がでているのでこちらを購入するが現実的です。(新装版の紙媒体での発売は現時点で未定)
新装版(電子書籍版)
マテリアル・パズル 全22巻
1巻 序章「大地の片隅の3つのかけら」
2巻~8巻 1章「大陸の魔法使い達」
9巻~20巻 2章「眠れる城の王子様」
21巻~22巻 3章「煌めきの少年」
マテリアル・パズル ゼロクロイツ 全10巻(0章)
外伝、作画担当は吉岡公威(よしおかきみたけ)さん。
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ガンガンコミックス版(いずれも絶版)
マテリアル・パズル 全20巻
マテリアル・パズル 採光少年 全2巻(電子書籍版の21・22巻)
マテリアル・パズル ゼロクロイツ 全9巻
という順に読めば問題ありません。
なお神無き~の1巻が発売された記念で電子書籍版が3巻まで無料だったのでこれを機会に布教しようと思ったら無料期間は今月の7日まででした・・・(タイミング悪――――!!!!!
ほんとに良い作品なので王道好きの人には損はしないはず!ぜひ!
とりあえずバトル展開がある2巻まで読んでみて!