2月10日でドラクエ3が32周年
2月11日でドラクエ4が30週年となりました。
おめでとう~パチパチパチ
5.1開始時にアリーナの衣装がプレチケで交換できる不具合あったみたいですね・・・30thだからなにか予定があるのかも?
今回は30週年なのでドラクエ4を語ってみます。
ロトシリーズから新たに天空シリーズとなってキャラクター性が重視されています。これまでのドラクエは勇者の物語だったので仲間の掘り下げはほぼ皆無でしたがドラクエ4はオムニバス形式で1~4章は旅の仲間達の物語を描くことによって勇者以外のキャラクターにも個性を出させての群像劇となっています。
そしてDQはRPG初心者でも遊びやすくがモットーとなっていて実に様々な工夫が施されています。
1章 王宮の戦士たち
全体的にチュートリアルも兼ねて
ライアンは強めの設定でHPも高く物理攻撃しかできないので初心者が迷わないシンプルなキャラクターです。
序盤はやくそうや宿屋での回復が基本となるので
HPの回復が大事というのもプレイヤーに教える作りとなっています。
初心者に配慮しての「外を歩いているとやがて夜になるでしょう」
「武器や防具はちゃんと装備しないと意味が無いぜ」など冷静に考えたらちょっとシュールな説明も!
お助けキャラのホイミンも回復担当なので
ライアンとの棲み分けによってキャラ付けに成功しています。
物語もRPGの基本ともいえる探偵のような「人(物)探し」となっています。
情報収集→移動もエリアがバトランドとイムルの村に絞ってるので話を進めるだけでゲームの基本が覚えられるようになっています。
第2章 おてんば姫の冒険
第1章で基本的な操作とゲームの進め方を覚えたので今度は
アリーナ、クリフト、ブライによるPTでの冒険となります。
3人いるので最初の方からボスを配置するなど難易度が少し高めに設定されています。
物理のアリーナ、回復のクリフト、呪文のブライとキャラ付けもバッチリ
序盤はブライが頼りとなりますが打たれ弱いのとMPが切れるとお荷物という弱点もあります。
ルーラやリレミトといった移動に関する呪文も覚えてくれるのでPTの生命線となっています。
アリーナは序盤はそこまで強くないのですがだいたい普通に進めていくと
2章の終わり辺りになると体感で会心の一撃がでやすくなったなぐらいの強さに成長するように調整されてるイメージです。
第3章 武器屋トルネコ
3章は極端に言えば一度も戦わずにクリアすることも可能で自由度の高さが特徴となっています。
1章、2章で操作に慣れたところで自由度の高さを与えたわけです。
商人らしく知恵を絞ってお金を稼ぐも良し! コツコツと足で稼ぐも良し!
お話も全体的にほのぼのとしており箸休め的な存在です。
第4章 モンバーバラの姉妹
3章と打って変ってシリアスな路線に(笑)
僧侶タイプのミネアと魔法使いタイプのマーニャという変則PT
戦闘曲も専用のジプシーダンスと雰囲気も変えてきてます。
一つの大陸を丸々と冒険することになっていて「人(物)探し」となっています。
1章→人探し 2章→PTプレイ 3章→自由 これらの総括的な内容といえます。
この4章をクリアすれば初めてRPGを遊んだプレイヤーであっても一人前の冒険者として成長しているわけです。
その上でようやく5章「導かれし者たち」
勇者であるあなたの物語がスタートするわけです。
1章~4章の間に散りばめられた伏線! 勇者の元に集う仲間達!
世界中を回って「人(物)探し」をしていくことになります。
遊んでいるうちにプレイヤーを理解に誘導しているんですよね。
「何すればいいの?」とプレイヤーを迷わせない。
常にプレイヤー目線での分かりやすさを忘れない堀井雄二さんのセンスに拍手を送りたい。
ちなみにプックスはドラクエ4で一番好きなシーンは
第5章でキングレオを倒してライアンが加入してフィールドに出ると
フィールド曲が「勇者の故郷」→「馬車のマーチ」に替わるところです。
キングレオは4章で強敵として描かれていてそれを倒すことでプレイヤーの成長の描写!
勇者の故郷もさびしげな曲調ですけど馬車のマーチは勇敢な感じで旅を通じての成長を感じます。
そして終盤に魔界に突入しますけど
終盤エリアは敵の邪悪さをイメージした曲調になるものが多いですが4だと終盤エリアでも馬車のマーチ(勇者側の曲)なのがカッコいいんですよね。