蜃気楼の塔編
これは漫画版オリジナルの展開でしていわゆる修行編となるのですが全14巻中の3巻分がこの蜃気楼の塔に充てられます。
この蜃気楼の塔は作者の前作【ロトの紋章】に登場する設定でして
好意的に解釈するならロト紋とのクロスオーバーでファンサービスしつつ
漫画版の連載に当たってゲーム的な都合の部分はカットや変更もするとも言っていたのでゲーム的な都合が大きいダーマ神殿編は最初からやらない予定だったのかもしれないのでその代替案ともみれるのですが
ロト紋を絡めてくれて嬉しい派よりも作者の自己満足で別作品のネタをいれるな派の方が多かった印象です。(そもそもロト紋終了から結構経ってたので読者層入れ替わっていた)
そして月刊連載の作品で単行本3巻というのはだいたい1年分ですが
この間は当然ながら本編の内容が一切進まないわけです。
読者は何を見せられてるんだ状態です。
ちなみに内容の大半が「キーファがロト世界を転生していく」というものでして「キーファのルーツを辿っていくとロトの血筋だった!」という大胆な設定が描かれます。
なお作者のうっかりミスなのか「オルテガの父親はオルテガが生まれた日に馬に蹴られて亡くなった」という設定が登場します。
Ⅲの勇者の家にいる祖父のことを忘れていたのでしょうか・・・
ドラクエ7の漫画版を見ていたはずがドラクエ考察(妄想)ネタみたいな展開に・・・こういうの個人的には好きだけどさ~
この修行編が終わってようやく本編に戻った~と思ったら実質最終章となってしまうユバール編、本当になんのための修行だったんだよ・・・
漫画版はキーファの葛藤などもあって選択の動機付けとしては原作よりはマシにはなっていますが王子としての使命を放棄という点では変わらず マリベルを傷つける選択でもあるのでむしろ身勝手さが増してるように見えるんですよね。
別れ際にキーファがマリベルに太陽石の指輪を渡し「ライラに惚れての離脱ではなくマリベルを想っている」ことが強調されていてライラは一族を離れた「ジャンの子供を妊娠している」という原作にない描写が入ります。
漫画の連載範囲内に登場はしませんが連載が続いていたらアイラの設定をどうするつもりだったのか気になるところ
キーファとの別れの後はダイジェスト形式でサクサク展開し
砂漠の国に突入したところでナプト(ダーマ編の単なる中ボスですが漫画版だと敵側の大幹部ポジション)率いる魔物の軍勢が現れアルスたちが立ち向かっていくというところでこの物語は幕を閉じます。
幻となった第2部
連載開始当初、全編やるとなると前作のロト紋(全21巻)を超える巻数になる予定と述べていて漫画的にはキーファとの別れでちょうど折り返し辺りと発言していたので第2部はわりとカットされる展開が多く28巻~30巻ぐらいが当初の予定だったのかな~と思っています。
また精霊の紋章を深堀していたので風の紋章を持つキャラが登場予定だったことも明かしています(聖風の谷編辺りのキャラに設定を盛るかオリジナルキャラだったのかは不明)
改めて作品を考えると
「ロト紋」もわりとダークな展開がありましたが少年漫画的な明るさがあったからこそ名作だと思っています。
「エデン」は原作のダークな話をさらに暗くしたように感じるのでかなり通好みな作風
元々DQ7はストーリー面は評価されるけど全体的に暗い内容なので万人受けはしない印象
オリジナル版が出た時に私は小学生でしたが遊んでいてなんとなくストーリーに歯がゆさを感じていました。
なにか別の方法とかあったんじゃないかなと思っていたけど特に何も用意されていませんでした。(キーファとの別れはどこかで選択肢を間違えたのだと思っていた)
その為「自分ならこういう展開にするのに」とか妄想が膨らみやすいゲーム性だったとも思います。
漫画版のエデンも作者なりの「自分ならこうする」が形になったものだと思っているのでなんだかんだで私は嫌いではないのです(キーファ×マリベルに関しては声を大にして解釈違いだッ!と思っていますが)
今回のリイマジンドの体験版を触れた感じだとウッドパルナのストーリーに
原作に近いバッド寄りの結末 と わずかな救いを残すビター寄りの結末 の2つが用意されていました。
今後のストーリーでも分岐要素はあると思っているので遊びやすさやテンポなどのゲーム性を再構築する以上にストーリーの再構築(リイマジンド)ができる意味合いが大きいと感じます。
あの時の「自分ならこうするのに」に近いゲーム体験ができるんじゃないかなと今からワクワクしております。