前回からのつづきです。
前回でサブアカウント実装までの話をしたのですが、正直これは革命でした。早速サブでツボを作り、作った武器に錬金していきます。この時点では失敗しても売れ行きが遅くなるくらいで、成功すると上乗せ数万です。収支が飛躍的に上昇しました。今だと成功品は驚くほど高いので、成功以上のが売れるのは遅いのですが、当時は逆ですね。色々な武器を作り、しかもそこそこ儲かっていた記憶があります。
次の波は上級錬金が実装されたことです。この時には古武道のツメを錬金して売ってました。しばらくして記憶が前後するのですが、バトマス実装により片手剣の2刀流が大流行しました。主にメタスラの剣を打ったのですが、高額にも関わらずバカ売れしました。巷でははやぶさの剣も流行っていたのですが、この頃の武器職人はどちらかを打っていたのではと思います。資金のある人は前者を無い人は後者という具合に。この頃にゴールド神の称号と、伝説をゲットしました。
これ以降はVUの度に新武器にも乗り込めるようになり、順調に資金も増えていってます。ですが本当に良い時は、VUではなく、グランプリ前後です。この時期には数百〜数千Gの高額品が結構売れます。VUだと出品も多くなるのかみるみる相場が下がっていき、作製当時はプラスでも、売却時にはマイナス域に転じている事がままあります。売り切らないとマイナスになると思っている人が多いのでしょうね。実際そうなるのですが。
総則として、今は鍛治職人もインフレしているお陰で大分レベル上げしやすく、金策もしやすくなっていると思います。業者御用達の夜のパピヨンなどの結晶装備でレベル上げと金策ができてしまうので、昔と較べて大分緩和されているんではないかと。武器はその後が他職と較べて大変なので、お勧めはしませんが他に防具と道具もやっているのですが防具は武器に比べてライバルが少ないのと、道具はこれまた銀のハンマーでレベル上げをし、その上がったレベルとお金で最終的に虹を打てば簡単にお金は増えていきます。時間のある人は道具がいいかなと。
昨今の結晶の急激な値上がりは、インフレのせいもあるかとは思いますが、職人の敷居が低くなった事による職人の増加と、メタル等によるレベル上げの緩和。高額な依頼等で結晶を作る人がほぼ業者のみというのが大きな原因だと思います。今仮に業者が一人残らず摘発されて0になったりすると、結晶そのものがバザーに出なくなり、出たとしても結晶も値上がりして装備自体もかなり高額になり、加えて結晶装備も売れなくなるから
結晶値上がりによる極度のインフレ→それが高すぎて売れないことからのデフレ→職人システムの崩壊→経済の崩壊
が起こる事が予想されます。結晶抽出数を増やすか、普通の冒険者がその作業に耐えうる限度の店売り。3000G程でしょうか。
この世界のGを消す行為と流通させる行為を同時にしているのは職人システムのみでそれは即ちこの世界の経済を意味しています。そこが崩壊するとGの価値自体がなくなります。Gの価値がなくなると単純に物の価値でしか判断されなくなり、物々交換でしか物が入手できなくなり、時間の限られた社会人層やライト層が全く入る余地のない時間のある廃人御用達のゲームになってしまいます。このゲームが今まで成功してきたのは職人システムの成功によるものなのです。
完