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楽園の巫女

ウィルカ

[ウィルカ]

キャラID
: JL723-092
種 族
: エルフ
性 別
: 女
職 業
: 賢者
レベル
: 138

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ウィルカの冒険日誌

2025-10-24 21:33:09.0 2025-10-24 21:37:25.0テーマ:その他

雷の神さま

数日前のこと。
久しぶりに、リアル親友のミヅキちゃん(仮名)から電話がありました。

「面会できるようになったので、よかったらまた会いにきてほしい」

大病を患っていたミヅキちゃんは、数年前から何度か入退院を繰り返し、最近になって、現在入院している県下の総合病院で大きな手術を受ける話を聞きました。
その手術が終わって、ようやく第三者とも面会できるようになったのです。

昨日ちょうど休日だった私は、ちょっとしたツーリングのつもりで、愛車の真っ赤なイタリア製のスクーターに乗って、ミヅキちゃんの入院している総合病院に向かいました。 雲ひとつない秋晴れの空の下を一時間ほどのんびり走って病院に着くと、車椅子に乗ったミヅキちゃんが笑顔で私を迎えてくれました。

「ミヅキちゃん。その足…」

車椅子に乗ったミヅキちゃんの左足は、膝から下がありませんでした。

半年ほど前からずっと痛んでいた左足がすでに壊死していたことがわかり、数週間前に膝から下の部分を手術で切断したというのです。
補助的に義足を使うものの、歩行器なしでは自力で歩くこともできず、この先はずっと車椅子で生活しなければならないという話でした。

それでも、「片足無くなってるのに、なんでそんなに明るいの?」とこっちが可笑しくなってしまうくらいに、左足を切断するまでに至った経緯を話すミヅキちゃんは、いつものように陽気で明るい、私の「親友」でした。 私がミヅキちゃんと初めて出会ったのは、二人がまだ高校生のころでした。
内気でおとなしい寡黙な私と違って、外交的で明るく、陽気な笑顔で周りの人間を包んでくれるミヅキちゃんは、クラスの人気者で、異性にもモテて、私の憧れの存在でした。

同じクラスで意気投合した私たちは、学校を卒業して大人になってからも交流を続け、それから数十年が過ぎた今では、私のたった一人の「親友」になっていました。

「そういえば、あの『笛』はまだ吹いとるん?」

いつだったか。
私は、ある「物語」を書いていました。
物語の主人公「ウィルカ」が、「ケーナ」というアンデスの民族楽器を山の上で奏でるシーンがあったのです。

しかし。物語の書き手の私自身はケーナを吹けるどころか、実物さえ見たことがありません。

そんな私が、彼女のことを描写できるはずもない。

そう思った私は、実物のケーナを神戸の楽器店で手に入れて、それから数週間後には、なんとか音階を奏でることができるようにまでなっていました。

その話を聞いたミヅキちゃんに半ば強引に連れ去られる形で、二人で地元の山に登って、その頂でケーナを吹いたことがあったのです。 「あんとき。ウィルちゃんが笛吹いてたら、急に空が曇ってきて、雷が鳴り出したもんなあ」

「そんでも逃げんとアホみたいに吹いとったら、『どっかーん!』ってでっかい音がして雷が落ちて。おまけに雹まで降ってきて」

「ほんまやなあ。二人ともよう生きとったわ」
あのときよりは、少しはまともな大人に成長した私たちは、当時を懐かしんで頷きました。

「ミヅキちゃん。あんとき『神様が喜んでくれとう』って叫んどったけど、あの山の神社に祀られとう神様、『建御雷神(タケミカヅチ)』っていう雷の神様やねんで」

「そうなんや? やっぱりウィルちゃんの笛の音聴いて、神様も喜んでくれたんやな」

「…また聴かせてよ、ウィルちゃん」
「そやなー。ええで」

私たちは笑って言いました。
いつかまた。
二人であの山に登れる日を心待ちにして。
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