どんな善人であっても、心の中には悪魔が巣くっている。
どんな悪人であっても、そのうちには善き心が残っている。
どれだけ上手な人でも時折ヘマをやるし、
どれだけ下手な人でもあっと驚くような行動をしてみせるときがある。
そして今日、僕はついに、
PTメンバーの半分をオガ子さんで埋めるという偉業を達成した。
想像しただけで喜びに打ちひしがれる。
悪霊の神々の持寄り1時間前、
フレンドさんに誘われて試練の門をしているときでも、
頭の中では今日の持寄りのことを考えていた。
いったいどうしたものなのか。
正直、悪霊でのスーパースターの動きはほとんど埋め込まれている。
良いお手本を見ることができ、良い情報を得ることができたからだ。
だから、真面目に戦うこともできる。
例えPTメンツの半分がポンコツだったとしても、
勝ちに導くことは可能だ。
今回は僕は僧侶じゃないが、そう言うコントロールが出来るように、
せかいじゅのはとせかいじゅのしずくを仕入れてきている。
だが、ここで、一つの問題にぶち当たることとなった。
真面目に戦ってオガ子さんたちに僕のカッコよさをあぴーるするか、
あるいは写真をとりまくって自分の欲求を満たすかだ。
さて、これは難しい。
個人的には、どちらだって達成したい。
そもそも、オガ子さんとPTを組む機会が、僕にはあまりないのだから。
どうしたものか……。
そういう風に悩んでいる間に、満たされていく思い出アルバム。
充実していくオガ子さんの写真。
「え?w ちょwww ラリホーマは?w」
そんな声が聞こえてきそうだけど、もうこうなってしまっては止まらない。
ターンはとっくにたまっているのだけど、
オガ子さんに挟まれてご満悦。だからジャンプして写真を撮る。
何度か写真撮影を繰り返して、ようやくこの一枚が撮れた。
もう、カッコよさなんてどうでもいい。
どうせここでカッコをつけたって、
普段の姿を見られれば僕の正体ははっきりするんだ。
そんなことを思いながら、ラリホーマを後回しにして、
ボディガードも呼ばず、写真撮影に没頭する。
だんだんとホッコリしていく僕の顔。
うん、やっぱり欲望に素直に生きるべきなんだよね(*'ω'*)?
個人的なお気に入りはこの一枚。
僕の好みのキャラデザをしたツバサさんを、ドアップで撮影。
険しい表情の中に内包している弱さが、
僕のことを刺激してやまない。
……え?
特に弱さが見えないって?
ふっ……まだまだ修行が足りないな、お前は……!!
__この日、僕は結局悪霊に負けることはなかった。
だがしかし、駄菓子菓子。
僕は間違いなくポンコツだった。
でもそれでいい。
僕はオガ子さんを愛している。
今度、誰かにプロポーズでもしてみようじゃないか……!