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ぬくぬくどり

マメミム

[マメミム]

キャラID
: IB818-138
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: デスマスター
レベル
: 130

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マメミムの冒険日誌

2022-11-14 20:41:28.0 2023-04-17 12:45:37.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

長文)不死の魔王にして大魔王(Ver.4.1ねたばれ)

Ver.5ではなく4.1のおはなし。

魔界に赴いて、ゼクレス魔導国とかバルディスタ要塞を見て彼らだめだなあと思いつつ、マメミムが過去に出会った大魔王は彼らなりの基準でちゃんとしてたんだなあと思わされてしまう。たとえばもしもネロドスみたいなやつがいれば、たとえ恐怖のもとであってもバルディスタは厳格な軍団になっていただろう。

勇者アルヴァンが相討ち覚悟で打倒した。それが魔王ネロドスだ。

皮肉というしかないが、ネロドスの戦法は旧作ドラクエ主人公が竜王を倒した方法だった。グランゼドーラ城の近くに魔王城を移動させて、補給不要の沈まない空母からモンスターがやってくる。魔王と十二将は不死の存在で、勇者と盟友に倒されても魔王城で復活すると「しんでしまうとはなにごとだ」と言われてふたたび出陣する。

敵味方を問わず戦乱で犠牲者が出ると、ネロドスの不死の術はチカラを得る。犠牲が出ないように人間がすべて逃げたらグランゼドーラは陥落する。アルヴァンが選んだ、不死の魔王を封印する術も方法としてはやむを得ない。ネロドスはそれほどの相手だった。時渡りが勇者を助けることで、盟友不在の勇者は魔王を封じることができた。

ネルゲル計画は「アストルティア生まれの冥王が現れても勇者は生まれない」のと「時渡りを始末する」ことを主軸に立てられた。これがうまくいったことはみんなも知っている。大魔王マデっさんが登場して勇者が生まれたことはイレギュラーだったけど、たぶん時渡りがいなければアンルシアも覚醒しなかったことは余談になる。

ネロドスが封印された後、残された魔軍十二将はどうしたといえばモコモコハウスの魔法の迷宮で暮らしている。ロンデがいうモコモコの楽園に十二将が棲みついたとも、叡智の冠が十二将を封印して魔法の迷宮が生まれたとも言われている。その後迷宮にはコインボスたちも棲みつくと、倒されてもなんども蘇りながら、ごうつくばりな冒険者たちを返り討ちにする機会を狙っている。

ところで。

ネロドスの軍勢には魔族がほとんどいない。十二将はどいつもこいつも魔物だが、十周年ケイトクエストで語られる限りラズバーンはネロドス軍の残党だから、魔族も存在しなかったわけじゃない。その中で十二将が幹部だったのは、必ずしも彼らが強かったから「ではない」と思っている。ネロドスは魔族とか魔物とかで差別しない。優秀か無能か力が強いか弱いかも、適材適所の条件にはなるが彼が部下として従えるための条件ではない。

たぶん不死の術を授かる条件は「ネロドスにころされること」で、ネロドスに忠誠を誓うためにしにますと言ってしねるものが彼の部下になったのだ。それは寿命の長い魔族にとって理解できない方法だったろう。だからネロドスの部下には魔物ばかりが揃ってる。

そしてこれがネロドス軍の恐怖による秩序を支えている。不死の十二将は文字通りネロドスに命を捧げた連中だから、ふつうの兵士たちは平等に、軍を損なう行動をしたら容赦なくころされたことだろう。主君が見ていない場所で仕事をさぼるとか、仲間同士で争うとか、上官のいうことを聞かずに独断で動くとか、ばれた瞬間ころされて不死の術の材料にされちまう。

この方法がよいというわけではない。

だけどネロドスの軍勢はこの方法で、グランゼドーラをあと一歩で陥落させるところまで迫り、勇者が相討ちになることでようやく侵攻を止めることができるほど彼らを追い詰めた。ほとんどの魔物たちは、それまでと同じように使い捨ての道具として戦場に出たかもしれないが、さぼればその場でころされるから怯むことも退くこともない。でも活躍すれば間違いなく評価されたから、強い魔物はよろこんでネロドスに従ったことだろう。

不死の術がある以上、ネロドスが部下に求めたのは強さよりも忠誠心だから、彼の軍勢にはネロドスに従わないものはいなかった。独断で勝手なことをするものもいなかった。重ねていうが、ネロドスのやりかたを賛辞するわけじゃない。だけどこの方法で彼の軍勢は間違いなく強かったというだけだ。強ければそれでいいという価値観の危うさがここにある。

ほとんどの魔族はネロドスに従わなかったし、ネロドスも従順でない部下など必要としなかった。どうして不平のひとつも漏らさず命を捧げなければならないのか。それでは部下ではなく生贄ではないか。だがネロドスは命を捧げることを要求したし、のちに生き残ったラズバーンはこの術を用いて冥王ネルゲルを誕生させた。彼らが求めたのはまごうかたなき生贄だった。それで彼らは誰よりも、勇者を追い詰めるくらい強かった。

この「ネロドスのほうがましだった」などと絶対に言われてはいけないのだが、彼らは理解しているのだろうかと思う。

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