とあるぼうとく的で宇宙的な神話をご存知なひとたちには、デスマスターが使う術の数々が屍食教典儀あたりに書かれていそうな内容ばかりだと知れる。死霊術士ネクロマンサーがですます調で会話をするのがデスマスで、オートマッチングでは回復役に当てられるけど本質的には魔法使いの系統だ。
で。
ローブ職でも屈指に堅牢なのが占い師だとすれば、ローブ色でも屈指の火力を出せるのがデスマスターだろう。最大火力で魔法使いに劣るけど、CT技が多彩で連発できるポテンシャルに勝る。多彩なぶんだけ使いこなすのが難儀なのは奥が深くて楽しいと言い換えることもできそうだ。
マメデスはリクオイスフレンド式を参考に、性能で劣るぶんいっそ尖らせている。HPとか蘇生時バフとか状態異常耐性とか、必要ないものはぜんぶ捨てて攻撃魔力と闇属性攻撃に特化する。宝珠とアクセサリはテンション重視。マメ魔法使いの火属性特化を闇属性特化に変えただけだから、特別なことはしてないけどLv110で攻撃魔力1000を超えるくらいある。最近は攻撃力も技威力に反映されるようになったから、たぶんここまでこだわらなくてもいい。
死霊が幻魔とちがうのは、回復してほしいのにビンタしないように指示できることだ。ありがたいけど「多彩なぶんだけ使いこなすのは難儀」なデスマスが「死霊に指示も出す」ことができるから忙しすぎて手がまわらない。完璧な手順とか間にあわないということは、いまならこれかなあという臨機応変な対応しようと開きなおることにする。
ためしに実践、天獄暴走獄門党。
まずは最初に深淵ちぎる。開幕事故死がこわいからこれで聖女&祈り覚醒してからよろいくんを召喚、ブレスであぶられたなかまにベホマラーをふりかける。血吸い守ってHP回復とガード率つけたら死霊の守りをお願いする。なかまがバイキルトかけてくれたことを確認したら、事象反転して30秒間つよくなる。
最初のお題は30000ダメージで、みんなが敵を殴ってくれるから呪詛をぱんぱか打ってデスパワーを稼ぐ。バフのかかり具合を見て魔結界や心頭滅却を追加。事象反転の被ダメ減が効いてるあいだになるべく積み上げたい。
続いて氷闇8000ダメージのお題。テンション上げた大呪詛なら一撃で達成できるので、これでデスパワーも溜まってよろいくんを解放する。そのあいだにみんなも30000ダメージ達成してくれて、もっぺん事象反転で呪文暴走率を上げてからアークデーモンをギラグレイドでしまつする。ベリアルも倒れて残るはアンテロだけ。
あとは鎌ダメージと転びを入れるだけで、回復も兼ねてハデスを当てたら厄災の滅撃。状態異常成功率upさせて冥王の鎌で転ばせる。お題ぜんぶ達成したところで的がこわれてしまったけど、生きていれば魂狩りで会心確定攻撃が入っていただろう。
こんな感じがマメデスだ。
使いこなしているひとから見れば、覚醒術しろよ!とか言われそうだなあと思うけど、やることできることが多すぎてなかなか頭と手がまわらない。それでも意識していたのはなんだったかと思い出してみる。
デスマスの軸になるのが「事象反転」。バイキルトと魔力覚醒がかかっていれば、反転させてかけなおしながら30秒間被ダメ減と呪文暴走率upしてくれる。深淵の契りで聖女と祈りを維持しながら、これらの強化がかかりっぱなしで戦うのがデスマスのスタイルだ。
もうひとつ欠かせないのが「血吸いの守り」で、ガード率upと攻撃時HP回復の効果があるから、これも維持してようやくデスマスがしににくくなる。基本装備は魔法使いと変わらないから、なにもしなければ雑魚に撫でられただけでしんでしまう。
攻撃の起点になるのが「厄災の滅撃」で、威力もあるけど魔導の書と呪文威力低下を付与する鎌版デュアルブレイカーとも呼ばれている。どうして鎌版魔導の書と呼ばれないかといえばオリジナル魔導の書が以下省略。ここから攻撃を分岐させて、災いの斬撃でマヒ狙い、冥王の鎌で転ばせてから魂狩りで会心確定攻撃、デスサイズで呪いかけて大呪詛でダメージ狙いもいけそうだ。
そしてこれらはデスマス自身の行動に過ぎない。デスパワーゲージを溜めつつ死霊への指示も行いながら戦うから、やることが多くて手が足りないということになる。状態異常に弱いのでキラキラポンできるスティック職や、風切りの舞がある扇職、闇耐性下げと呪い付与がある占い師なんかと相性がよい。デズリン井戸の薄い本では説明しきれない。
あと重ねていうけど蘇生時バフとかする気ないから!
しぬこと前提の戦いに挑むひとはマメデス以外のまっとうなデスマスターに相談するといいよというデスマス紹介。