きっかけは転生フィーバー中にひろったオニグモ盾。雷耐性10x3がついた珍品で、こいつがあると料理なしで雷耐性100%が実現してしまう。耐性なんて必須じゃないと吹聴しているマメミムだけど、手に入れたからには活用してみたい。とりあえずお値ごろ賢哲セットをバザーで揃えていろいろ考える。
デュラン。
幻界四諸侯のくせに幻惑に弱い。強になっても幻惑するからマメ占い師で苦戦した記憶がない。最近強化されたムチ盗賊でも挑んでみて、スパークショットされたぱんついっちょうの扇風機を「風がきもちいいな」と涼しい顔でやりすごす。マメミムは卑怯な戦いかたがだいすきだ。
こんな目にあったデュランだけど、真諸侯になっても幻惑はちゃんと効くのに解除が早くなって、本人はあくまでも真正面から斬りかかってくる正々堂々した奴だ。人類は楽をするために進化したんだと、状態異常とデバフを駆使するマメミムが真諸侯相手になると正攻法でしか戦えない。ちょっとした敗北感すら感じてしまう。
その真デュランがジゴスパークやギガジャベリンといった雷技を多用してくる上に、ストームフォースまでしてくるのを思い出したアルキマメデスは「ユリーカ!」と叫んで檜風呂から飛び出した。そういえばシルルさんが雷耐性100装備を持っていて、こんなばかな遊びにつきあってくれそうだとお声がけをする。集まっていただいたのは
んめろさん(雷耐性100レン)
シルルさん(雷耐性100賢者)
マメミム (雷耐性100僧侶)
れをるさん(ごりら推しパラディン)
目的は真デュランをおちょくることです、と正直に説明する。雷耐性以外なんも用意してないから前哨戦の四人にはじつりきで勝たねばならぬけど、耐性なんてなければキラポンすればいい。れをるさん雷耐性ないと言われたけど、そんなものは気合いで耐えてもらえばなんとかなる>もはや目的が
ミネアから「楽しんできてくださいね」ともらったカードを、ネズミランドのチケットのようにうきうきして差し出したらいざ迷宮へ。もちろんこの時点でマメミムはあるていど予習をしてたけど、基本的に攻略サイトに書いてる情報は信用しないからみんなに身をもって試してもらおうと思う。
いまさらのように火力不足を痛感する構成だけど、全員回復呪文ができるし、火力がないなら魅了されても怖くない。さっくり倒していよいよデュランが登場する。いらすとや印章が飛び交う「マジやべえって!」
ジゴスパーク、ギガジャベリン、召雷陣が出たらわーいと飛び込み連発されるmissの文字。ぱんついっちょうで迫るデュランの圧に耐えるれをるさんの左右で、マメミムとシルルさんが遊び人のようにはしゃぐ。もしも4K高解像度デュランだったらこめかみの血管がぴくぴく動くところまで見えたかもしれぬ。
ジャッジメントクロス(光属性)。
こいつでしぬようなダメージは食わないけど、実はこの技には雷耐性低下の効果がある。つまりせっかくの耐性100%が解除されてしまうのだが、もちろん幻界王の首飾りをしていればだいじょうぶなはずだと事前に装備しておいて、みんなにはこのことを伝えないことにした。
・雷耐性下げられたらダメージを受けた
・幻界首飾り装備すれば耐性下げられなかった
・キラポンすれば耐性下げられなかった
つまりわざとキラポンしなかったけど、ちゃんと前哨戦四人のときはキラポンしてました(より悪質です)。そして意外だったのは、ストームフォース後の通常攻撃とかはやわざでマメミムがダメージを受けていたことで、おいおいmissにならないのかよと思ったけど、あ、そうかストームフォースだから雷「or風」属性で攻撃されてることに気づく。風雷いんろう装備してるから、威力は下がってたはずだけどそこまで確認しなかったのはうっかりマメミムだ。
デュランに迫られるれをるさんと、まじめにダメージ積んでくれるんめろさんにあとでなぐられるんじゃないかと思いながら、いまの一瞬を生きるために雷が出ては飛び込んでぐるぐる走りまわる賢者と僧侶。そんなふざけた遊びをしても勝てるくらいには、真デュラン相手の雷耐性は有効だ。もしも将来、無属性攻撃で戦う新デュランが登場したらちょっぴり責任を感じるくらい有効だ。
そんなわけで、おつきあいをいただいたみなさまありがとうございますと感謝のことばを述べながら、白箱から闇耐性42アビス上とか出てきたんですが時代はマメミムになにをさせようというのか。
ちょっとルッチーに相談してくるか(聞く相手を間違えてます)。