マメミムがいると防衛成功率は上げられるけど討伐時間は遅くなる。勝てばどんな方法を使っても正解だから、討伐できなくても防衛さえできればそれは正解のひとつなので別にいいよねと思う。それがアストルティア防衛軍でのマメミムのスタンスだ。
異星からの侵略軍。
もとはエイプリルフール企画が常設されたものらしく、実績は得られないけど報酬はもらえるし、最近は高速防衛に準じた戦法で2分前後で攻略できると人気になっている。防衛じゃなくて討伐軍になってるじゃん!といえば今までだって異星は討伐軍だったし、桶狭間を例にしなくても電撃戦は人気があるから問題ない。
とはいえ気になることはある。
どの兵団でもいっしょだけど、防衛するより討伐するほうが難易度は高くなる。上限Lvが解放されて新装備が出て火力が上がっても、そのりくつは変わらない。難易度を上げても討伐できるから高速討伐を狙うのだけど、気になるのはそれで勝率が落ちたら効率も落ちるということだ。たとえば30分のあいだに
一回5分で5回防衛
一回3分で7回防衛、1回失敗
これなら後者のほうが効率がいいけれど、失敗した一回を5分で防衛できればもっと効率いい。なにより負けるよりも勝ったほうがうれしいのはもちろんだ。なんどかオートマッチングに参加して確認する。
これはまだまだ危険だと思ったのがメカカンダタ無視してボスに特攻する戦法。うまくいけば2分前後でボスを討伐できるけど、特に魔剣士のゲージがたまるヒマがなくて火力が出しにくくなる上に、そもそもメカカンダタ倒しても早いときは2分前後で撃破できる。それでいて陥落のリスクは高くなる。
ではメカカンダタを倒してボスに特攻する戦法はどうかといえば、マッチング運さえ悪くなければ2分から3分前後でボスを討伐できる。カンダタを殴るときにどれだけみんなが火力を出したか、DPSチェックもできるからここで北岸討伐の可不可も判断できる。無理だと思えば橋上でリルグレイドを迎撃すれば、Lv90職の集まりでも十分討伐できる。
あるいはメカカンダタを倒して北岸に渡ったとしても、思ったよりダメージを与えられないかもしれない。残り時間7分30秒を切っても名前の色すら変えられないなら、諦めて南岸に戻ったほうがいい。戻るまでの時間を考えたら、10秒前には行動しないとたぶん間に合わない。3分かけて防衛失敗するよりも、5分で防衛成功させればいいだけだ。
ところでムチ盗賊はやばい(唐突に)。
雷属性が通用する相手ならムチまもに匹敵する火力が出て、多彩なCT技とスタン技と状態異常技も持っている。へたをすると戦士に勝るかもしれない反則級の職業だ。造魔兵団の獅子門南岸や、屍獄兵団の結界前なら高Lvのムチ盗賊ひとりで守り切ってもおかしくないポテンシャルがある。
なのだけど、あまり知られてないけど異星は造魔や屍獄のようにはいかぬ。理由はすごく単純で、異星の雑魚とUFOは大砲や防衛結界よりもけっこう人間を優先して攻撃するからだ。
とあるオートマッチングにて。
メカカンダタの撃破に時間がかかってこれは厳しいかなあと思い、北上する7人を見送って南に残ることにした。ムチ盗賊ひとりで南を守れるか試してみよう。双竜打ちで雑魚なら一発、UFOなら二発で落とせるくらいの火力はある。とはいえ異星の雑魚は大量に現れるから、どこまでまとめて敵を消せるかがカギになる。
結論からいうとすげーつらい。コスモスライムがちまちま投げてくる火の玉に削られながら、ギガ&ネバネバばくだんとバイキルショットと悶絶全方向で、四回は敵の群れをまとめて始末できる。異星の雑魚は「おたけび」が効かないらしく、ひとつずつ減っていくCT技を確認しながら押し寄せる群れに一撃離脱を繰り返す。一度回復ドリンクを使い、あ、そろそろやばいかなと思ったところでベホイムが飛んでくる。
ひとり戻ってきたのは灰色肩のプクリポの僧侶さんだった。
これで勝てる。しなないなら安心して使える戦法が増えるから、地ばしり打ちでダメージを積むか、スパークショットで幻惑するか、敵を倒す以外の選択肢を増やすことができる。押し切られるそぶりもなく、どんどん雑魚を消しているあいだに残り5分12秒でリルグレイドを倒してもらえて討伐成功する。マメミムが北岸討伐に参加しても、これを1分以上短縮できたとは思えないからたぶん陥落してただろう。
どんな方法でも勝てたのだから、すべての行動は正解だというマメミムのスタンスは変わらない。むしろ異星防衛の南岸攻略にちょっぴり興味が湧かなくもない。だけどこれだけは主張する。
やはりプクリポは正義だ(違う、そうじゃない)。