パラディンはかっこいい。なにしろ自分で扱っててかっこいいし気分がいいと思える点で、パラディンは替えが効かない魅力を持っている。パラディンにはみのまもりとおもさとすばやさが重要で、HPとか耐性とか必要ない(註:偏見です)。「理論的には」1以上のダメージが発生する攻撃はすべて無効にできるのがパラディンだ。
そんなパラディンの練習でも実践でも楽しさでもおすすめなのがフェスタインフェルノ。Lv上限解放や装備の充実に合わせてパラディンの性能も上がったから、押せる相手が増えたし聖守護者IVの登場に合わせてパラディンが対処する相手が増えたという事情もある。踊り子封殺がおもしろ台頭してきたレグナードに比べても、最近はレギロ骨犬をパラディンで抑えるのも悪くない。
そしてごりら。
テントのなかに解き放たれたごりらがはしゃぐたびにひとがころされる。ちょっとしたパニック映画の出演者として楽しめるのがフェスタごりらの醍醐味だ。もともとパラディンに抑えてもらう想定で考えられたどうぶつらしいけど、頑丈すぎて制限時間内に削りきれないから魔法戦士が熟した柿のようにひらたくつぶされながら戦う、ちょっとしたスプラッタ映画がこれまでの主流になっていた。
でも8人いるフェスタだったらごりら退治ができる。それどころか火力が上がった昨今ならいままでよりも速攻でごりら退治ができる。つまりパラディンが活きてくる。さっそく世界三大まつりで知られるごりらまつりの会場へ。ちなみに他のふたつはリオのカーニバルとヤマザキ春のパンまつりだ。
今回のマメテーマは前回フェスタで難儀させられた嵐撃シールドを防ぐこと。残りHP50%切ると使ってきて、しばらくスタンさせられるから追撃されると防御もできずにころされる。無属性だから雷耐性関係ないけれど、そもそもパラディンが耐性に逃げるなどよわむしの発想だ(註:偏見です)。
ごりらがどっちを向いてるか。第一行動で周囲にいるみんなごところされる危険があるから、ごりらの視界に入る目の前に立ってだいぼうぎょ。歩きだしたらだいぼうぎょを解いてそのまま押し返す。エンド攻撃に合わせてだいぼうぎょ。そのまま解かずに次の第一行動を待つ。豪快インパクトみたいにスキだらけの技だったら、受けてからすぐにだいぼうぎょ張りなおして二行動目を待つ。
感電対策にリベホイム。虹床対策にファランクス。ドラミングはだいぼうぎょが間に合わなくてもいいから、180度まわりこんで最悪しんでもいい。オートマッチングのフェスタなら自分がしなない方法よりも、ぜんめつしない安全策を優先したほうがよいだろう。
前回ごりらまつりでは嵐撃シールド防げなかったけど、今回ほとんど被弾せずにごりらを抑え込む。一方でおぞましいおたけびの封印混乱呪いをくらうことがあって、指輪だけではなかなか防げずたびたびツッコミおはらいしてもらう。ありがたいけどずいぶんおぞおた食らったなあと、あらためて確認したら、そういえばおぞおたが最大HP依存のダメージだったことを思い出す。つまりパラディンの最大HPが上がれば、被ダメ減では消せないダメージが抜けるようになる。ガデパッシブで増えたぶんもある。
パラディンにHPは必要ないどころか、高すぎるHPが弱点になることもあるのだ。
ではどうするか。もともと幻界王も煌玉も装備してないし、最大HPの付加効果もつけてない。すぐに思いつくのは禁断MPと禁断こうげき魔力で最大HPを下げることだ。不思議カードのHPを削るのもいい。
実のところごりらは押し勝ちできなくていい相手だから、スティックで拮抗してキラポンするのが確実だ。レグナードは咆哮後の距離を稼いでおく必要があるし、レギロは混戦にしたくないから壁際に押し込みたい。それらに比べてごりらは無邪気なごりらがあばれまわるのを止めることさえできればいいから、拮抗できれば困らないし、どうせジャンプで抜けられるから遠くに押し込む理由もない。
最初からスティック装備を前提にすれば、1以上のダメージが発生する攻撃をすべて無効にできるパラディンがキラポンして状態異常も効かなくなる。スティックパラディン最強たる所以だけど、どうせならハンマー片手に押し勝ちできるか試してみたい。これはもう勝つためじゃなくて趣味の世界の範疇だ。
だが趣味の世界は重要だ!
かっこいいのがパラディン最大の魅力だから、ごりら押し勝ちできるかっこいい重さをめざす。とりたてて必要のないHPを下げて、ごりら相手にキラポンできる手順も考える。感電対策のリベホイムをキラポンに変えればいいだろうかと、次のごりらまつりを楽しみに、パラディンのスキルや装備を汎用に戻しておく。
やはりパラディンはかっこいい(註:偏見ではありません)。