ツールで済ませるひともいるだろうし金策の一環として行なっているひともいるだろう。ハウジングに映えるおさかなを求めて、フレさんが放り込んでくれた釣り堀に糸を垂らすひともいるだろう。ほんとは糸は表示されてないけれど、竿とルアーの動きがよくできていて糸があるように見えるのはこっそり見事だと思う。
風光明媚で奇景奇観に欠かないアストルティアで、水辺限定だけどのんびり景色を眺める理由ができる。サーマリ高原の遺構を見て、古代ウルベア帝国ってこのへんまで広がってたのかと感心しながらシュモクザメを釣り上げる。老師のお題でハンマーヘッドを狙うならここがおすすめだ。そんなドラクエ釣り事情。
釣りは技術じゃない!道具だ(マメミム談)
もちろん釣りLvが高いにこしたことはないけれど、カンストしても運頼みでないと釣れないさかなが道具を変えればぽんぽん釣れる。Lv20前後、Lv30前後でなかなか大物が釣れないなあと思ったときは、見直してみてもいいかもしれぬ。炎氷闇釣り竿に、釣り竿改に、あるいはルアーの種類を変えたら解決することがある。
マメ釣りの定番は闇の釣り竿とトゲルアーの組み合わせで、最初の二撃はルアーが消してくれるからどんどん引く。ちからためのあるさかなだったら、闇のチカラで消してさらに距離を近づける。運がよければふつうの闇竿でもぜんぶのさかなが釣れるけど、確実に釣り上げたいなら改竿を使ったほうがいい。
でもいい道具って高いから、木工職人や道具鍛冶職人の出番になる。竿やルアーを自分で作ればコストを抑えることができるから、おすすめはどちらか自分でやりながら、釣りなかまのフレさんを探すといい。自作の道具で釣りをするのも釣りキチじゃないや釣りだいすきの楽しみだ。
アカマンボウ。
ヴェルヌの名作海底二万マイルで「銀色の満月のようなアカマンボウ」と描写されていて、銀なのに赤なのかよ!と調べてみたのがきっかけだ。ムーンフィッシュと呼ばれるさかなで、英名サンフィッシュのマンボウを思わせるまるっこい外見をしてるけど、近縁種というわけではない。むしろリュウグウノツカイの近縁で、言われてみればなるほどと思わせる色合いやヒレのつくりが似ていることに気づかされる。
尾ひれをゆらめかせて優雅にたゆたう姿が想像されるアカマンボウだけど、論文によればこのさかな、暖かい血液をえらに送り込む&血管を脂肪で覆うことで体温を下げない機能を持っていて、魚類としてははじめて恒温動物であることが確認されたというめずらしい存在だ。体温が高ければ活動にエネルギーを使うことができるから、動きがにぶくなる深海でも獲物をおいかけて捕食できる。たゆたうどころかわりとどう猛かもしれぬ。
アストルティアではエピステーサの海で狙うことができるけど、おすすめはギルザットに浮かぶ海賊船。ブルーナポレオンとかホオジロザメとか他の大物も狙えるから、そこそこのLvと釣り道具でおさかなコインを集めるならサーマリと並ぶよい漁場になるだろう。船から見える奇岩も絶景で、あれが話に聞くエクゼリアの跡地だろうかと想像するのも悪くない。
釣り上げたサイズ「巨大」のさかなを家で飼うなら床下水槽になるけれど、このサイズのさかなはインパクトがある一方で色合いは地味なものも多いから、赤いヒレが映えるアカマンボウとリュウグウノツカイはわりとおすすめだ。じつは両者が近縁なんだぜというのも話題にできておもしろく、形も色も特徴的で我が家の床下水槽の定番になっている。
ちなみに大中小のさかなだったら、知っているとおもしろいのが水槽の重ね置きだろう。微調整がちょっとめんどいけど、おんなじ水槽を二つ三つ重ねて置いて、それぞれにさかなを入れるといっしょの水槽で泳いでいるように見える。ちいさなさかなが大きな水槽でさびしく見えないようにできるけど、ゴクラクギョだとなんかころしあいそうな気がするから注意が必要だ。
どうですかとおすすめされて、どうだろうと書いてみた釣り日誌。
コンテンツとしても楽しいけど、職人ともハウジングとも関わることができるし世界を歩いてまわる理由もできて、さかなの知識に興味を持つきっかけになってもいい。レンドアでおさかなコインを景品の染色花に換えて近くのテントにバザーと道具屋が並んでる、あんな場所にとつぜんバザーと道具屋があってももちろん違法性はない。
ところでおさかな交換員さんに、この近くに道具屋さんはないでしょうかと聞きたいのにぜんぜん教えてくれないのは不親切ではないかと思う>だめです