マメミムの冒険日誌

夏はすぐそこに訪れて、そこらの軒先にはバージョン7.1はじまりましたと貼り出される昨今みなさまいかがおすごしでしょうか（時候の挨拶）。今回の更新で広場に掲載された情報を見てみると、てまひまをかけてゲームを便利にしていこうという修正がいくつもあって、えにくすさんやすくえあさんの意向がうかがえるけれどこの世界に生きるマメミムにとって重要なのはそこではない。

【ゴズ渓谷でドルボードに乗れるように変更します】

これだ。これを見た瞬間、風が吹きすさぶ氷雪の峰を疾駆する馬車ドルボの姿が脳裏を走ったマメミムが、バージョンアップのさいしょにやるべきことは決定した。かつてあのせまくるしい一本道を、じゃまくさいアンゴラモーアを避けながらのたのた歩いていたマメミムはそこにはいない。峠道をラーメンキャリアでウサギとカメが駆け降りる。いいかげんひとに通じないネタはやめたほうがいいかもしれぬ。

栗毛の名馬に引かれた馬車が、風と雪が流れてドラゴンが舞う峰と峰のあいまを縫うように駆けてゆく。道のりはほとんど一本だ。地図よりも流れる風景を見て、モンスターを右に左によけつつ足を止めずに駆け抜ける。ぐるりと一周、そのまま最初のルーラポイントに戻ってこれるから、ここを集団でNASCARのようにぐるぐるまわったら壮観かなあと考えたけど、さすがにバージョンアップ当日だからほどほどにしておこう。

ほどほどに三周くらいまわっていた。

そしてバージョン7.1もうひとつの目玉といえば、フリーバッジだいおうイカ・壱の効果が錬金効果HP回復からミラブ効果HP回復に変更されるというものだ。ゴズ渓谷から帰ってさっそくバトルレックスのパオーンにバッジを装備させる。神の左手悪魔の右手ならぬ悪夢の右手左手に悪夢を見せてやろうではないか。

ぱおーんと叫ぶたびに2999ダメージが踊ってHPが300回復する。右手と左手がふっとばされて、合計600回復する。なにこれおかしいとなったところに追い打ちの煉獄火炎がえろりとぶちまかれて、ブレスでは回復しないけどそれがどうかしましたかとばかり7000超のダメージをごっそり乗せている。これがウワサの「ナーフされた最弱モンスター」バトルレックスで、これでてきとうな残月オノを手に入れてオノ技解放したらさらに手がつけられなくなるだろう。

このバッジ、高火力あるいは範囲火力持ちのモンスターが恩恵受けまくるから、やみしばりとかブラウニーとかプリズニャン、キラーマシンやゴーレムにもありがたそうなシロモノだ。キングスライムやドラゴン、ドラゴンライダーに継いで汎用性の高いフリーバッジとして使えるかもしれぬ。

あとは女神の木。

ちょうどひとめぐり前のフォルダイナから、源世庫パニガルむに参加していたマメミムだけど、いわゆるボス周回なしで8種類のボスすべてをめぐって手に入れた創生珠が数えたら1200個ほどあった。すばやさとまもりとおもさの木を優先して合計レベル120でバージョンアップを待ってたら、なにもしないで庭ランクが5に上がってる。ここからは制限なくすばやさとまもりとおもさの木を優先して育てることができるから、これからはじめるひとだったら2ヶ月くらいで好きな能力値を二つ三つ優先して最大Lvに上げるくらいはできそうだ。

すでにブレス耐性100のままレグナード5に押し勝ちできることは確認した。マメミムにとってなによりもたいせつな三つの能力値をあげればこれしかない。

このあたりまで確認して、そうだ上限解放するかとグランゼドーラに飛んだのがせわしないバージョンアップ当日のマメミムだ。フレ一覧を開いてみればヴァリーブートキャンプ略してヴァキャに篭っているフレさんや、ゼルメアから出てくる様子がないフレさん、高騰した素材盗みに燃えているフレさんや当日のうちにキングさかな釣りましたというフレさんもいて、いまさらだけど好きなことをやるのがいちばんだよねと得心する。

好きなことをやってたよ。