定期入れのフォトグラフの笑顔はうごかないけどあの大きなグランゼドーラ劇場のなかではじめてきみと会えたひともいるかもしれない今日この頃いかがおすごしでしょうか(時候の挨拶)。
テスト配信視聴してこれは音質いいなあと、あとでタイムシフトも観れるようにタウン所持しているミムメモでチケットを購入する。伝統と格式ある筆頭研究員服で行こうかと思ったけどレンタルのタキシードを着て公演当日のグランゼドーラ劇場へ。まずは様子を見ておくかと開演30分ちょい前くらいに覗いてみたら、400くらいあるホールの最初の頁はすでに「いっぱい」と「こんざつ」でぎっしりだ。
いちどエントランスにもどるとドレスやタキシード姿が華やかで、これは伝統と格式ある筆頭研究員服で以下省略。空いているホールをてきとうに探してよさげな席に腰を下ろす。カメラは定点12と全画面の3種類を切り替えることができて、ほかのひとのチャットを流さないなら全画面で、劇場らしい臨場感も楽しみたいなら定点1がよい感じ。どの席でもカメラ固定なのはほんものの劇場よりもありがたいかもしれぬ。
開演15分前にホールがすーっと暗くなる。
うわ本格的だよ!とあわてて席につく。テスト配信で音量とか確認してたけど、はじまってからボリュームけっこう上げなおしたから、映画館のCMみたいに座席でもっかいテスト配信ながしてくれてもよかったかも?開演前のどきどき感が劇場のそれとほとんど変わらないのはさすがの臨場感。
2013年8月7日午後6時。12年くらい時渡りをした目の前に、すぎやまこういちがあらわれた。ドラクエの音楽といえば2と4だよね!とかえらそうにうそぶいてるマメミムが、序曲からはじまるおなじみの曲たちを聞いて画面のこちらで身を揺らす。アストルティアのあちらこちらで聞いた曲が多いのだからとうぜんだ。
すぎやまこういちが楽団を率いて、みんなを楽しませているよ。
すぎやまこういちが指揮棒を振って、楽しそうに笑ってるよ!
当時、座席に座っていても見えなかったろう指揮者の表情まで見えるのがグランゼドーラ劇場だ。曲のあいだにはさまれる88888888のチャットもここちよい。すぎやまこういち自身がMCで笑わせてくれるなかで、「ドラゴンクエストXをやってるんですよ」という言葉を聞いて、ぐぐってみたらこの当時はバージョン1でレンダーシアすら登場していない。干支をひとめぐりしたグランゼドーラの劇場で、すぎやまこういちが笑いながらタクトを振っていた。
音楽はぜんぜんくわしくないけれど。
すぎやまこういちの曲ってどれもしぜんで邪魔にならないものが多い印象で、そこにすぎやまこういちらしい一音が裏で流れてる。洞窟に魔物の影がとか死の塔とか、洞窟や塔をきょろきょろしながら歩いている気にさせられる。戦火を交えてで楽器がどんどん参戦してくるのが戦いのもりあがりを思わせる。不死身の敵に挑むがこんなにいい曲だったのか!と聖守護者での戦いにそんなヒマがなかったことを思い知らされる。
気がつけばあっというまに時間がすぎている。アンコールの曲目まで、泣かされたあとに壮大に締めてきてこれは今回のこけら落としはこれだよねと、ワールド演芸グランプリではなかったことにピリッポも先をこしゃれたーとは言わぬだろう(咬み芸)。
観客も演者も指揮者も楽しそうな公演だ。エントランスに出るとたくさんのドレスやタキシード姿が並んで記念撮影中。しばらく混じってからそとに出ると、なんとなく誰かが打ち上げた花火につられて、ちょうど手にしていた花火がつぎつぎと打ち上げられる。誰かがつぶやいた「やさしい世界」という言葉。
グランゼドーラ劇場第一回公演の感想だよ!
延期うんぬんよりも、チケット購入を決めた理由は事前のテスト配信をしてくれたから。これがなければ購入を見送って後悔したマメミムがここにいただろう。劇場とタイムシフトの両方で観れるからできればキャラクターではなくアカウントでチケットを買えるようにするか、2キャラ目割引してもらえたらさらに買っていたと思う。ペア招待券とか用意したらきみのための席がつめたいとかありそうだ。
・劇場ホールで当日の公演を観る
・自分のタウンやハウスでタイムシフトを上映する
・ひとのタウンやハウスで上映されるタイムシフトを観る
それぞれチケット購入したキャラクラーのみできる。チケット未購入のキャラクターでは、タウンやハウスでタイムシフト上映の操作ができなかったから注意。
これ以上は野暮な解説を並べるよりも。
泣かされて荘厳で笑顔になりました!