目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

ぬくぬくどり

マメミム

[マメミム]

キャラID
: IB818-138
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: 僧侶
レベル
: 136

ライブカメラ画像

2D動画 静止画
{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}{{ optionalYear }}
    {{ entryTitle }}  {{ charaName }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 
  • エントリーナンバー : {{ entryNo }}
    {{ charaName }}

マメミムの冒険日誌

2025-09-19 17:44:20.0 2025-09-19 17:46:42.0テーマ:シナリオ・クエスト攻略

長文)勇者とは(Ver.6.3ねたばれ)

勇者になりたい。そんな声をなんどか聞いたことがある。マメミムが覚えている勇者は導かれしなかまたちのだれよりも弱かったけど、敵の目の前でぼうぎょとベホイミをくりかえしてみんなを守るものだった。みんなを守りたい、誰にも死んでほしくない。そう言ったのは3500年むかしの少年アジールだ。

勇者とはなにか。

神様の加護を受けた勇者の血筋が勇者を生むわけじゃないことはクマリスが証明してみせた。なかまを守るもの、みんなを守るものが勇者になれる。そこに伝説の剣も最強の呪文も必要ない。ベホマズンは勇者以外に隠者だってスライムだって唱えることができる。

レオーネは自分が不幸だと思ってた。ゼドラ族から里子に出されたふたりの勇者の一方で、石になって気がついたら盟友に格下げされていた。すべてはダフィアの差し金で、人類に絶望すると石ころが世界を支配すべきと考えた。なんでそうなるんだよ!と言ってはいけない。それが彼の性格なのだ。

勇者として、盟友として、二度の生涯を通じてレオーネの傍らにはいつも誰かがいた。双子の兄弟アシュレイがいた。義兄弟のトランブルがいた。自らを師と慕うアジールがいた。回想に浮かぶ姿を見ても、レオーネは彼を信頼する理解者と充実した日々を送っていた。彼にくらべれば「ダッセえ」アシュレイ王のほうがよほど孤独な生涯を終えている。アジールが喪われたとき、もしもレオーネがゼーナピアに弁明してこころから慰めていれば、たぶん処刑されることはなかったろう。アジールの死を共有できるのは彼らふたりだけだったのだから。

「暗いわね!(カーテローゼ・フォン・クロイツェル)」

レオーネは根暗だったけど、彼が絶望した理由は根暗だったからじゃない。彼はあまりにもアシュレイやアジールのことがすきだった。世界最初の勇者と、伝説の大魔王を一騎打ちで倒した勇者。彼らを失って、また彼らみたいなひとと出会えるよなんて思えるわけがない。もしもアシュレイやガーニはんやアジールのようにふるまえていれば、そう思ったこともある。ひとを支えるのがとくいな彼は、誰かとコンビを組むことでもっとつよくなる。だけどそのぶん誰かをすきになりすぎる。たぶんそれが彼の性格だ。

勇者とはなにか。

みんなを守りたい、誰にも死んでほしくない。アンルシアは「私の勇者様」とまで呼ぶマメミムよりも、見知らぬユーライザを助けるためにジアクトの光に我が身をさしだした。アシュレイは「天使なんかに聞いちゃいねえ」というユーライザを助けるために地面にたたきつけられた。アンルシアが勇者であることが誇らしい。アシュレイが勇者に戻っていたことがありがたい。

おなじ場面でユーライザはまっさきにマメミムを助けようとして、まっさきにアシュレイを見捨てていた。羽つきに勇者のふるまいを求めようとは思わないけど、ああ彼女はやっぱりマメミム以外を見てはいないのだなあと落胆する。

それはそれとして。

レオーネも勇者としてみんなを守りたかったし誰にも死んでほしくなかった。アシュレイやアジールを助けることが彼の性格には合ってたし、それで彼らは大魔王を二度も倒せるほどつよかったけど、レオーネだって勇者だから大魔王を倒すよりも誰かを守りたかったし誰にもしんでほしくはなかった。自分が鍛えた勇者アジールが大魔王を倒すほど成長したことよりも、勇者として少年アジールを守ることができなかったことが彼を絶望させた。アジールを守ることができなかった彼は、ゼーナピアの弾劾に弁明をするつもりもなかった。

みんなを守りたい、誰にも死んでほしくない。レオーネの望みが叶えられたのは、彼が倒されたあと羽飾りに残されたチカラがみんなを守ってみせたときだった。レオーネは勇者のチカラを使ってみんなを守ることができた。彼もやっぱり勇者のひとりとして二度の生涯を終えた。

勇者になりたい。
なればいいじゃないかと思う。

いいね! 45 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる