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とある占い師はかく語りき(スマートフォンでも閲覧可能です。)
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すこしトゲトゲしい話が多かったので、ほっこりする話を。
Aさん(女性)は、自分の相方B(男性)との関係で悩まれています。AさんはBさんと一緒に冒険しようと約束するんだけども、たびたび自分の約束を反故にされて、自分がないがしろにされていると感じています。Bさんとそのことでたびたびけんかしているんですが、そのときは「わかった、わかった」と言ってくれるんですが、いっこうに直りません。どうすれば直るんでしょうか。
こういう相談を受けると私はほっこりします。平和だなぁと思うわけです。もちろんAさんにとっては真剣に悩んでいることで平和なんてとんでもないわけですが、この「アストルティアの闇」で紹介する事案としては平和な事案でしょう。
この後いくつか話をしますが、Aさんはとても優しくて理解力もある方です。話も理論的で内容もわかりやすくて話しやすかったです。
Aさんのことなんて私は全く知りませんし、会ったこともないので印象にすぎませんが、Aさんと話していると、Bさんがうらやましくなってきます。私は意地悪ですから、AさんのようにBさんに接することができません。
この問題の原因は、BさんがAさんのことを甘く見ていることです。Aさんは優しすぎるのです。だから、Aさんの約束よりもフレンドの約束したほうが被害が少ないとBさんは考えているのです。Aさんは優しいので、そのことについて厳しくBさんを叱りますがそれ以上のことをしないのです。
私「Aさんは優しすぎるのです。」
A「私は、優しいなんてとんでもないです。」
私「いえいえ。」
A「レッズさんが私ならどうするんでしょうか。」
私「いい質問ですね。良いですか。」
A「はい。」
私「私の回答が模範解答だと思わないことです。私はガッチガッチの合理主義です。あなたの真逆ですね。極例として聞いてください。」
A「はい」
私「まず、私だったら約束を反故にした見返りを求めますね。」
A「見返り?」
私「あなたは、約束を反故にされてBさんと冒険する機会を失ったわけですよね。」
A「はい。」
私「だったら、約束した時間の倍の時間、冒険する機会を別に設けてもらってもいいですよね。倍返し!いや三倍返しだ!」
A「レッズさんっておもしろいんですね。半沢ですね。」
私「いえ、普通だと思いますよ。それぐらい求めても罰は当たらないです。」
A「3倍返しまではできませんが、ちょっとやってみようと思います。」
Aさんは優しいので3倍返しはしないと思いますが、言っても聞かない人には、物を求めるのが効果的です。相方の約束を守ると言うことはそれぐらい大事なことですから。
もし、この文章を自分はBさんだと思った人が読んでいたら、あなたの相方のAさんを大事にしてあげてくださいと言いたいです。
アストルティアの闇10に続く