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この状況に解決策はあるのでしょうか。はっきりいえばAさんが望む形での解決方法はありません。AさんがCさんと仲良くできない以上解決できないでしょう。Aさんは自分の行為に誤りがあったことを認める必要があります。なぜBさんにいわずCさんに言ってしまったのか。失った関係を取り戻すことは困難です。ですから同じ失敗を二度しないことが大事です。
ここまで読んで気がついた方もいらっしゃると思いますが、三角関係で書くと非常に複雑に感じますが、この問題は、AさんがCさんを嫌いだということが原因となっています。
注意すべきところは、CさんはAさんが嫌いかどうかは問題ではないことです。さらに、この関係に文句を言っているのはAだけであることです。つまり、Aさん一人だけがこの関係を問題だと思っている状態で、ここに人間相互間の意識の差が生じています。
Aさんが維持したいのはBさんとの関係であり、Cとの関係はどうでもよかったはずです。だから、人間相互間の意識の差を解消する必要があるのはBさんとの関係であったはずなのに、なぜかCさんにこの意識がいってしまいました。これが不幸の始まりです。
Aさんの心境を書くとすればこうでしょう。いままでは、Bさんのことだけ考えていればよかったのに、Cのこと(正確にいえばBと一緒に冒険しているCのこと)を考えなければならなくなりました。いままでこんなことなかった、Cがいるからこうなったんだ。
この三角関係をあくまで相方問題としているのは、Cさんはこの関係の要素の一つですが、根本的な問題解決は相方間での認識統一であるからです。Cさんが登場する前にもDさんやEさんがいたかもしれません。不幸にもたまたまAさんの目にとまってしまったのがCさんなのです。
アストルティアでは4人パーティーですので、異性との冒険は避けられないはずです。Cさんが現れる前にもBさんは他の異性のプレイヤーと交流をしていたはずです。たとえBさんがCさんとの関係を切ってAさんとの関係を維持したとしても、第二のCさんは現れることになります。繰り返しになりますがこの関係を問題だと思って文句を言っているのはAさんだけです。Bさんからすれば、Cさんとの関係を見直すよりも、文句を言っているAさんに対してどう対応すればいいのかしか頭にありません。
逆に考えましょう。Aさんも知らずうちにBさん以外の異性の冒険者とパーティーを組んで交流することもあるはずです。これをDさん(男性)としましょう。そこでBさんがDさんに「Aと冒険しないで」といったとしましょう。そのことをDさん経由でAさんが知ったとしましょう。Aさんはどういう気持ちになるのでしょうか。さきほどのBさんと同じ気分になると思います。
もし、それとは違い、Aさんが「(Bさんが)私のことを思って言ってくれたのね。嬉しい!」と思ったなら、二人っきりでどうぞアストルティアの世界を楽しんでくださいと言いたいです。さきほどのCさん、この例のDさんは被害者です。なぜならCとDはなにも悪くないのに、文句を言われたり、距離を取ったりして気分悪いでしょうから。
アストルティアの闇17に続く