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とある占い師はかく語りき(スマートフォンでも閲覧可能です。)
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少しお金持ちになりたいという話から離れてしまいましたが、戻しましょう。では、「お金持ちになる」ために、占い師にできることは何でしょうか。
例えば、Aさんは、お金持ちになるために汗と涙の結晶を買い込んでいたとしましょう。このまま買い込むべきか、売るべきか悩んでいます。そこでAさんは「もしこのまま決勝を買い込んでいくとどうなるか、占っていただけませんか。」と私に相談に来ました。
このように具体的に、個別のギャンブルの成否でなければ、タロットで占うことができます。つまり、Aさんの未来を占うことである程度結果を出すことができます。
占いは、個別の成否を占うよりも何か特定の事象の流れを占うことに優れています。結果は1か0ではなくて、0.2とか0.5、若しくは全く違うベクトルで出すことに向いています。
占いは、いままでにない考え方を提案するのに使えます。悩んでいる方は、どうしても目の前の出来事が「うまくいく」か「うまくいかないか」にとらわれがちです。
そうではなくて、もっと大局を見て、失敗はするけれどもその後好転する、あなたを助けてくれる人がいる、あなたが見落としていることがある、など示唆するのが得意です。
だから、「うまくいくけど、こういうところに気をつけよう」「失敗するけど、こういうところに気をつけると失敗しない」という結果を伝えるのが得意です。
さて、占い師もお金持ちになりたいから占い師になっている方も大勢います。占いをしていて、私よりも金持ちのAさんが私のところに占いにやってきます。そして、その人はなぜか「どうやったらお金持ちになれるんですか」と私に尋ねます。
私「毎日コツコツためてください。」
A「そうじゃないんです。どうやったら一気にお金持ちになれるんですか。」
私「それを私が知っていたら、私自身が大金持ちになっているはずですし、大金持ちは、自分の知り合いならともかく、金策をアカの他人に教えてくれません。教えたら自分の金策がつぶされるから。」
A「占いじゃわからないんですか。」
私「まずあなた自身が取り組んでいることが儲かるか、儲からないかは占えますが、手段自体何がいいのか占うことができません。」
自分よりお金を持っていない人に、お金持ちのなりかたを聞くのはどう考えても変ですよね。
アストルティアの闇25に続く